目に良いとして知られ、ブルーベリージャムなどとして人気のブルーベリー。ブルーベリーは、乾燥させることでより栄養素が凝縮し甘みが増すのをご存知でしょうか?そこでおすすめなのがドライブルーベリー。ドライフルーツにすることで、保存しやすい上にアレンジして使いやすくなるんです。
そこで今回は、ドライブルーベリーの作り方をご紹介!さらに手作りのドライブルーベリーの味や市販品との違いにも触れていきます。また、東京上野・アメ横で1956年から続くナッツとドライフルーツの専門店・小島屋のブルーベリーも紹介するので要チェックです!
本当に目に良い?ブルーベリーとは
ブルーベリーの原産
ブルーベリーとは、ツツジ科スノキ属の木に生る北米原産のフルーツ。青紫色の小さな実をつけるのが特徴で、古くからビタミン類の摂取源として重宝されてきました。そのころから生ではもちろん、乾燥ブルーベリーも食べられていたそうです。
ブルーベリーの種類は数多くありますが、大きくは野生種と栽培種の2種類に分けられます。厳しい自然の中で育った野生種(ワイルドブルーベリー)のほうが、栄養価が高いとされています。
ブルーベリーの栄養と効果
そんなブルーベリーといえば、「目に良いフルーツ」というイメージがありますよね。その理由は、ブルーベリーに含まれるポリフェノールの1つであるアントシアニンです。
アントシアニンは、目を酷使することで減ってしまうロドプシンという物質を再合成することで疲れ目を解消したり、抗酸化作用によって白内障や緑内障を予防する効果があります。(目に効果のあるドライフルーツについては以下の記事もご参照ください↓↓)
≪目の疲れ解消に効果のあるドライフルーツ5選!デスクワークのお供におすすめしたい食べ物とは?≫
その他、食物繊維が他のフルーツよりも多いのも魅力です。ビタミンA・ビタミンC・ビタミンB群・ビタミンEも含まれて、腸内環境改善や美肌効果、老化予防にも効果があるとされています。
実践!ドライブルーベリーの作り方
では、実際にドライブルーベリーを作ってみましょう。ブルーベリーは皮のまま乾燥させるため、他のドライフルーツよりも乾燥時間が長くなるのが特徴です。そのため今回は、使い方が簡単で乾燥時間が短時間で済むフードドライヤー↑↑を使用しました。
使用したブルーベリー
今回はこちら↑↑の、チリ産の栽培種ブルーベリーを使用しました。野生種の1種であるビルベリーは、果肉まで青紫色をしているのですが、こちらの果肉は下の写真のように黄色に近い色をしています。粒は0.8~1.5mmとムラがありますが、比較的大きな粒が多いです。
実際の作り方とポイント
手順①下準備
ブルーベリーは水で洗った後、キッチンペーパーで水気をよく拭き取ります。
手順②乾燥準備
できるだけくっ付かないように網に並べます。
手順③乾燥
フードドライヤー60℃で15時間程度乾燥させます。目安は、全体にシワができて触ってもぶにっとした感覚がなるなるまで。小さいものだと10時間程度でもカラカラになりますよ。重さは生ブルーベリーの約4分の1程度になりました。
実は今回は大きな粒(1.5cm程度)も多く、今回の作り方(15時間)ではカラカラにならないものも一部ありました。全て乾燥させるならば、フードドライヤーでさらに6時間ほど追加するのも1つですが、密閉せずに冷蔵庫で1晩置いておいても概ね乾きました。
手順④保存
湿気を逃がすために熱を冷まし、清潔で密閉のできる袋に空気を入れないようにして保存します。無添加ですので冷蔵庫に保存し、できるだけ早めに使いましょう。
手作りドライブルーベリーの味は?
手作りした感想と味のレビュー
ドライブルーベリーを作ってみて感じたのは、他の果物より時間がかかるということと、乾燥ムラができやすいということです。今回は粒の大きさがバラバラのものを使ったことも大きな要因ですが、粒が揃った品物を用意するのも難しいので仕方ないかもしれません。
続いて味について。実は、最初に今回使ったブルーベリーを生で食べた時の乾燥は「まるでチェリー!(笑)」でした。これが本当にブルーベリーの味になるのか?とも思いましたが、乾燥させるとよく知っているブルーベリーの味になっておりました♪
乾燥ムラがあったためにわかったことですが、自家製ドライブルーベリーの味は乾燥の程度によって大きく変わりました。程度は大きく分けて、①カラカラ、②押すとやや弾力がある、③押すとぶにっとした果肉感を感じる、の3つ。それぞれの味を見ていきましょう。
【①カラカラ】
ほとんどのブルーベリーは、このように完全にカラカラ。噛みしめるとブルーベリーの風味を感じられるものの、果肉感がないため甘みは感じにくいです。そのまま食べるよりは、砂糖を加えてジャムやソースにしたり、ヨーグルトやグラノーラに混ぜるなどの使い方が合うと思います。
【②押すとやや弾力がある】
やや弾力があるものは、全体量の2~3割程度でした。こちらは、しっとりした果肉感のあるセミドライフルーツ食感。ブルーベリーの甘みをしっかり感じられ、そのままでもおやつに食べられるほどでした。もちろん、アレンジにも使えるので万能です。
【③押すとぶにっとした果肉感を感じる】
乾燥させきれなかったほんの一部のブルーベリーがこれにあたります。味は確かにブルーベリーなのですが、セミドライフルーツというより生のベリーの食感に近いです。甘みが凝縮しきっていないのか、少し味が薄く感じました。
市販品と比較すると?
手作りドライブルーベリーは、砂糖不使用でそのまま乾燥させるだけのものが多く、ほとんどがカラカラになりそのまま食べるのには向きません。しかし、市販のドライブルーベリーは基本的にインフューズという加糖過程を経ているものが多く、そのまま食べても美味しい甘さと食感になるのが大きな違いです。
手作りのドライブルーベリーも、砂糖を使ってジャムやスイーツなどに再加工するのであれば、最初から砂糖を使った市販品を使ってみるのも1つかなと思います。ここで、例として小島屋のブルーベリーを紹介しておきます♪
小島屋のブルーベリーは、栄養価が高くアントシアニン豊富な野生種なので、栄養価が高く味も濃いです。また加工も丁寧にされており、じっくり時間をかけながら甘みと水分の調整をしています。ふっくらしっとり、それでいてブルーベリーの上品な甘みを濃厚に感じられるので、もちろんそのまま食べても美味しいです♪
ドライブルーベリーを使ったレシピ
セミドライフルーツに仕上がったドライブルーベリーはそのまま食べても美味しいですが、自家製ドライブルーベリーといえば完全にカラカラに仕上げる人が多いです。そこで、そんな手作りドライブルーベリーの使い方としてもおすすめのレシピを紹介します。
ブルーベリーのマフィン
こちらのマフィンは、シンプルな生地の中のブルーベリーのつぶつぶ食感がアクセントになっています。混ぜて焼くだけなので作り方も簡単ですよ!
ベリーのヨーグルトグラノーラ
こちらのレシピでは生のブルーベリーを使っていますが、ドライフルーツの1つとしてドライブルーベリーを使ってもOK。カラカラの自家製ドライブルーベリーでも、一度ヨーグルトにつけるのでふっくら感が戻り美味しくなります!お好みではちみつや砂糖を加えて甘みを足しても良いでしょう。
あると便利!手作りドライブルーベリーを作ってみよう!
栄養豊富で現代人に嬉しい効果がたくさんあるブルーベリー。ドライフルーツにするのは時間はかかりますが、作り方自体はとても簡単なので手作りを楽しみたい時におすすめです。ドライブルーベリーにすることで、ジャムやスイーツなど使い方の幅が広がり、美味しく食べることができますよ♪
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よくある質問
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ドライブルーベリーの乾かし方は?
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ブルーベリーをよく洗った後、水気をしっかりきって、そのあとフードドライヤーで15時間程度乾燥させます。ブルーベリーの粒の大きさによって、乾き具合が変わりますので、水分の含み方の差、乾き具合の違いを楽しんでお召し上がりになってください
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ドライフルーツのブルーベリーの効能は?
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ドライブルーベリーで一番有名な効能は、抗酸化作用と目の健康です。ブルーベリーに含まれるポリフェノールの一種、アントシアニンは強い抗酸化作用があり、活性酸素の生成を抑えます。またアントシアニンは網膜の健康、眼精疲労にも良いと言われます。
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ドライフルーツの製造方法は?
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ドライフルーツの作り方としては、①天日干し、②電子レンジを使う、③フードドライヤーを使う、という3つの作り方があります。最も基本的な作り方である天日干しでは、丸2日程度、日当たりの良い所で干すだけでドライフルーツができます。ただし、夜や雨の日は室内に入れる必要がありますし、湿気の多い時期はカビが発生する可能性もありますので天気や時期には注意が必要となります。
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ドライフルーツ 何日干す?
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最も基本的な作り方である天日干しでは、丸2日程度、乾燥した日当たりの良い所で干すだけでドライフルーツができます。ただし、夜や雨の日は室内に入れる必要がありますし、湿気の多い時期はカビが発生する可能性もありますので天気や時期には注意が必要となります。