ドライフルーツといえば、健康志向なおやつ・子供のおやつ・昔ながらのおやつ‥‥などのイメージがありますが、それだけではありません。ドライフルーツは「大人向け」のおやつにも大活躍します。その1つが人気の「ドライフルーツバター」です。
フランスには「アペロ」という食習慣があります。お酒と軽いおつまみを口にしながら、夕食前のひとときをゆっくり過ごすという時間です。今回は、そんなアペロにぴったりのドライフルーツバターをドライフルーツ専門店・小島屋が作ってみました。
ドライいちじくを使ったりして、手軽におしゃれなおつまみが作れますので、パーティーなどにもおすすめです。簡単な作り方のレシピも紹介しますので、ぜひ「大人なおつまみ」を楽しんでみてくださいね。
休日がリッチに早変わりする「いちじくバター」
完熟したいちじくとバターの組み合わせの「いちじくバター」は、自然な甘みと濃厚な食感を生み出します。あとでご紹介するレシピは、パンやデザート、おつまみとしても人気で、特にラム酒やドライいちじくを加えることで味わいが深まります。冷凍保存も可能。北海道産のバターや新鮮ないちじくを使用して、美味しい「chillout」タイムを楽しんでください。
ドライフルーツバターとは
おやつやお酒のおつまみにぴったり
ドライフルーツバターとは、ドライフルーツとバターを組み合わせたおつまみです。主にドライフルーツをバターに練り込んで固めたものを指します。そのまま食べたり、クラッカーに乗せたりするとワインやスパークリングワインにとても合うので、パーティーなどにもぴったりです。
そんなドライフルーツバターは、人気料理研究家の若山曜子さんにも注目されています。最近出版された若山さんの本『アペロとスイーツと朝ごはんの贈り物』にも、ドライフルーツバターの作り方レシピが登場。リラックスできるアペロの一皿として紹介されています。
近年いろいろなフルーツバターも登場
フルーツバターといえば、ドライフルーツと合わせたものが主流でしたが、近年フルーツを煮詰めてバターと合わせた、少し変わったフルーツバターも登場しています。
パンにも広げやすい「スプレッド」として、バターとフルーツの風味を楽しめるものになっており、こちらも人気がありますね。
お手軽”ドライフルーツバター”レシピ2選!
今回は、若山さんの本で紹介されているレシピをもとに、ドライフルーツバターを2つ作ってみました。若山さんのレシピは、作りやすさと仕上がりの美しさ・おいしさに定評がありますが、その通り簡単でオシャレに仕上がり、しかも美味しいです!
【プルーンバター】の作り方レシピ
【材料(作りやすい分量)】
・ドライプルーン‥‥適量(※大粒でやわらかめのもの、種抜きがおすすめ)
・有塩バター ‥‥10〜15g(プルーン1個あたり)
【作り方】
1. プルーンは縦に深めに切り込みを入れ、バターをはさむ。
(バターは厚さ5mmくらいに切っておくと挟みやすいです。)
プルーンにバターを挟むだけの簡単レシピでした!今回はやや小さめのプルーンを使用したので、バターは5gほどでちょうど良いバランスとなりました♪
プルーンの味とバターの塩気の相性が良く、ワインなどのお酒とも抜群に合うおつまみとなりました。食べ過ぎ&飲み過ぎに注意ですね。バターが多すぎるとプルーンの味がバターに負けてしまう恐れもあるので、ご使用のプルーンに合わせてバターの量を調整されると良いと思います。
※保存期間:冷蔵で約2週間。冷凍で約1カ月。
【いちじくバター】の作り方レシピ
【材料(作りやすい分量)】
・ドライいちじく‥‥大3個(約65g)
・ラム酒 ‥‥大さじ1と1/2
・有塩バター ‥‥100g
【作り方】
1. ドライいちじくは1cm角に切り、耐熱容器に入れてラム酒をまぶし、ラップをして電子レンジで1分加熱する。そのまま冷めるまでおく。
大人なラムの香りがいちじくに染みこみます。
2. ボウルにバターと1をラム酒ごと入れ、ゴムべらで練り混ぜる。
3. オーブンシートの上に取り出し、シートで巻いて台の上でころがして、太さ5cmほどの棒状に整える。冷凍庫で30分以上冷やし固めて完成!
棒状にまとめる時は、空気ができるだけ入らないようにするのがポイントです。端をねじってキャンディー状にするとかわいらしく、パーティーの手土産やプレゼントにもぴったりのレシピですね。
ラム酒が香る大人な味わいのおつまみ。輪切りの断面もおしゃれで、パーティーでも人気を集めること間違いなしです♪もちろんそのままでも楽しめますし、クラッカーに乗せるのも定番です。他のドライフルーツを使って、カラフルにアレンジしても良いでしょう。
※保存期間:冷蔵で約2週間。冷凍で約1カ月。
今回使用したドライフルーツの紹介
ここで、今回使用したドライフルーツについて紹介しておきましょう。ドライフルーツバターをより美味しくするためには、ドライフルーツ選びも重要ですよ!
小島屋【種抜きプルーン】
今回は、種抜きでやわらかめのプルーンがおすすめということで、こちらのカリフォルニア産・種抜きプルーンを使用しました。こちらは小島屋でも定番の人気商品。肉厚なので食べ応えがありますし、バターを挟んでも、良いバランスとなりました。
ちなみに、小島屋ではやや珍しい超特大の種付きプルーンもご用意しております。種はありますが、種離れがよく食べやすいのでおすすめです。品のある甘みが特徴で味もしっかりしているので、濃い味を求める方はこちらもお試しください♪
小島屋【ドライいちじく】
今回は、甘さが濃くふっくらしたやわらかさが特徴の、トルコ産ドライいちじくを使用しました。甘みもしっかりしていてドライフルーツバターにしてもちゃんと存在感があります。ふっくらしているのでバターとの馴染みも良かったですよ。
実はドライいちじくには産地が多くあり、それぞれ味や食感が異なります。硬さ・食感や甘さ・クセの強さも様々です。小島屋の一番人気はふっくらしたトルコ産ですが、他にもイラン産・アメリカ産のドライいちじくをご用意。いろいろないちじくをぜひお試しください♪
ドライフルーツバターのアレンジ集
そのまま食べたり、クラッカーなどに乗せてお酒のおつまみにするのが定番の食べ方ですが、その他の使い方やアレンジの仕方をご紹介しておきましょう。
①熱々トーストにのせて
お酒のおつまみだけでなく、トーストに乗せて食事としてアレンジしても良いでしょう。バターが良い感じに溶けて、いつもよりワンランク上の贅沢な気持ちになりますよ。
②フルーツバターサンドに
レーズンバターサンドのように、クッキー生地に挟んでフルーツバターサンドにアレンジするのもおすすめです。クラシル バター香るレーズンサンドの作り方レシピを参考にすると、サクサクほろほろのクッキー生地が作れます♪
人気のフルーツバターは大人おつまみにおすすめ!
今回は、ちょっとしたパーティーや特別な時間にもおすすめの、ドライフルーツバターの人気レシピを紹介しました。そのまま食べるもよし、アレンジするも良しなので、おつまみの楽しみ方も広がりますね。作り方はとても簡単ですので、ぜひお試しください♪
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よくある質問
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ドライフルーツのメリット・デメリットは?
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ドライフルーツのメリットは、栄養が豊富で腹持ちが良いこと。ドライフルーツは、水分が蒸発している分、多くの栄養素が4~5倍に凝縮されています。特に注目の成分は食物繊維。だいたいどのドライフルーツでも、100gあたり7~12g程度と豊富です。腹持ちも良くなりますし、噛み応えも良いですよ。逆にデメリットは、その分カロリーも凝縮されてしまうということで、食べ過ぎには注意が必要です。
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ドライフルーツに向かない果物は?
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基本的には、どんな果物も乾燥させればドライフルーツになりますが、乾燥させることで色が悪くなるものや水分の多すぎるもの、さらに青臭さやクセのあるものはドライフルーツには向きません。ただ、切り方や干し方を工夫することで、ドライフルーツにすることができるものも多いです。
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フルーツバターの保存方法は?
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ドライフルーツバターとは、ドライフルーツとバターを組み合わせたおつまみです。主にドライフルーツをバターに練り込んで固めたものを指します。そのまま食べたり、クラッカーに乗せたりするとワインやスパークリングワインにとても合うので、パーティーなどにもぴったりです。手作りも簡単で、冷蔵で約2週間。冷凍で約1カ月程度保存できます。