ローフード「Raw Food」とは、「熱を通していない、生の食べ物」という意味。食材のあるがままの栄養素を余すところなく摂取できるという面から、健康に良いとして注目されています。しかし同時に、老化の危険性があるのでは?体に悪いのでは?などと思う人がいるのも事実です。
今回は、そんなローフードの健康効果やダイエット効果、さらに気になるデメリットについても詳しく解説!また、ローフードにレシピや、おすすめのローフードのひとつであるナッツの魅力についてもお話ししましょう♪
ローフードは体に悪い?老化の危険性は?
ローフードというと、「怪しい考え方なのでは‥?」と思われる方もいるかもしれませんが、実は「Raw foodism(ローフード主義)」という考え方は19世紀からあります。加工されていない自然の食材を生のまま、または、加熱する場合は48度以下で調理し、生きたビタミン・ミネラル・食物酵素を丸ごと体内に取り入れようというスタイルです。
ローフードは体に悪いの?危険性はあるの?
ローフードは、老化を進めたり体を冷やすという体に悪い効果もあるのでは?と思われているのも確かです。また「生のまま食べる」というローフードのイメージから、食べることで下痢を引き起こす危険性があると思われている方もいます。しかし、基本的にローフードとして食べていいものは決まっており、この範囲ではデメリットはなく、安全なものです。
ローフードと老化の関係
加熱調理により糖とたんぱく質が結びつくと、「終末糖化産物(AGE:Advanced Glycation End Products)」が生成されます。そしてこのAGEが老化につながるとしてNHKのためしてガッテンなどでも紹介されてきました。
これは、焼く・揚げるといった高温調理で生成されたり、ポテトチップスなどの加工物にも含まれています。また、缶コーヒーやジュースに使われる甘味料は、ブドウ糖の10倍の速さでAGEをつくるため、老化予防のためにはとり過ぎないようにすべきものです。
一方、ローフードでは最も高温でも48度なので、AGEが溜まりにくい食生活が実現できるといえます。また、AGEを下げる食品としては、血糖値を上げにくい野菜やナッツなどがおすすめです。
ローフードの健康効果
効果①代謝アップ
人間の代謝を高めるには、摂取した栄養素を分解するのに必要なビタミンやミネラルの摂取が欠かせません。ローフードの特徴として、加熱がされていないためにビタミンやミネラルが失われることがほとんどない、ということが挙げられます。そのため、ローフードによって代謝アップが期待できるのです。
効果②デトックスで美肌効果
ローフードは水分がそのまま含まれている場合が多く、特に果物などは水分が豊富です。さらに、ミネラルも含まれているので比較的吸収されやすく、体内の水分循環を促すには良いと言えます。また、抗酸化作用のあるビタミンも豊富なので、美容にも効果があると言えます。
効果③便通改善
特に野菜や果物と言ったローフードには食物繊維も豊富です。食物繊維は、腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えるだけでなく、便通改善の効果もあります。腸内環境は健康の土台として重要なので、しっかり整えておきたいですね。
*ローフード生活の効果的な方法は?*
ローフードには様々な健康効果があることがおわかり頂けたと思いますが、より効果的な摂取方法や注意点はあるのでしょうか。ローフードの危険性の1つとして、ローフードのみの食事による栄養の偏りやタンパク質不足が挙げられます。タンパク質不足は老化にも繋がりますし、ローフードを取り入れたのに効果なし!という結果にもなりかねません。
そのため、ローフード食材を使ったレシピを取り入れつつも、まずは栄養バランスのとれた食生活を送ることをおすすめします。
*ローフードと酵素の関係*
ローフードが体に良いとされる理由の一つが、ローフードに含まれる酵素です。酵素には、食べた食物を消化する「消化酵素」と、吸収された栄養をエネルギーなど人間に必要な物質に変える「代謝酵素」があります。しかし、過食や動物性タンパク質の過剰摂取は、消化酵素を浪費させ、代謝酵素の不足要因にもなるのです。
ローフードの酵素の効果は嘘!と言われることもありますが、嘘とも言い切れないのが事実です。ローフードに含まれる食物酵素は、自己消化をしてくれるため体内の消化酵素をあまり必要とせず、残りの酵素を代謝酵素として十分に使えるというメリットを持ちます。ローフードが、体の機能維持に役立つということがわかりますね。
ローフードはダイエットにも効果あり!
「ローフードダイエット」とは?
代謝アップやデトックス効果といった健康効果を持つローフード。そんなローフードには、ダイエット効果も期待されています。ローフードダイエットに関する本やブログもたくさんあり、やり方やレシピが紹介されていますね。
ちなみに、ローフード生活で注意すべきタンパク質不足には、刺身やナッツ類などがよくおすすめされていますよ。
ビーマックスのサプリメントも人気
美容と健康のためのサプリメント等を販売するビーマックスでも、ローフードに関する商品は多く販売されています。例えば「ビーマックス ローフード 60 カカオ」「ビーマックス ローフード 105」などのドリンクサプリは、プロテインの置き換えとしても便利ですね。
ビーマックスのサプリには、飲み方が簡単なドリンクタイプやゼリータイプなど様々あり、手軽に取り入れることができるので、ダイエット目的で飲まれている方もたくさんおられるようです。
おすすめのローフード食材
ローフードを取り入れよう!と思っても、「タンパク質が不足する」などのデメリットを言われるとどうすべきか迷ってしまいますよね。しかし、普段食べるお刺身など、既にローフードとして食べているものも意外とあるはずです。ここからはローフードの効果を得るのにおすすめの食材を紹介しましょう。
ローフード初心者さんはお刺身や野菜から
普段の生活から食べているローフード食材は、意外と多いものです。特にイメージが付きやすいのが、野菜やお刺身。特にお刺身は、ローフードといえど、肉と違って細菌などの心配は少ないですし、ローフードのデメリットであるタンパク質不足の解消にも役立ちますよ。
ナッツ類もローフードにおすすめ
また、ナッツもローフードにおすすめです。ナッツといえば、ロースト加熱しているもののイメージがあるかもしれませんが、生くるみや生アーモンドなど、生で食べることも多くあります。
またナッツは、良質な脂質や食物繊維やビタミン、ミネラル、さらにタンパク質が含まれ、栄養素的にはバランスの良い食べ物です。ローフードにおいて、栄養バランスを整える味方と言えるでしょう。同様に、種・シード類も栄養豊富でおすすめです。
ドライフルーツもローフードの1つ
フレッシュな果物はもちろんローフードですが、ドライフルーツもローフードの1つと言えます。加工方法によっては48度以上で加工してしまいますが、天日干しで作られているものや、超低温でじっくり作られているものは、ローフードと言えますね。ドライフルーツは手作りもできるので、自分の好みに合わせて作ることもできます。
ローフードレシピもいろいろ!
ここで、ローフード食材を使ったレシピをいくつか紹介しましょう。ローフードレシピを扱った本やウェブサイトも人気で、スイーツだけでなくおかずにも使える人気レシピが掲載されています。
ダイエットにもおすすめ「パワーサラダ」
パワーサラダとは、①野菜、②フルーツ、③タンパク質の3要素が揃い、野菜だけでなくタンパク質やビタミン・ミネラルも摂取できる機能性サラダです。ローフードサラダにするには、タンパク質としてスモークサーモン等を使うとよいですね。
砂糖不使用のヘルシーおやつ「ブリスボール」
ブリスボールとは、ドライフルーツやナッツで作るヘルシーおやつです。No Sugar(砂糖不使用)、No Gluten (グルテンフリー)、No Additives(添加物なし)が特徴で、混ぜて固めるだけの簡単レシピです♪腹持ちもよく、栄養バランスもばっちりですよ。
ローフードを効果的に取り入れて健康な生活を!
食材本来の栄養素を取り入れられるローフードは、ダイエットにもおすすめの食材。栄養バランスに気を付けながらローフードを取り入れることで、老化の危険性や懸念も払拭できます。みなさんも毎日の生活にローフードレシピを取り入れ、健康を維持してみませんか?
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よくある質問
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ローフード 何食べる?
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ローフードとは、生のまま、または加熱する場合は48度以下で調理した食べ物のことです。ローフード初心者さんはお刺身や野菜から食べられますし、シード等を含むナッツ類もローフードにおすすめです。また、ドライフルーツも天日干しで作られているものや、超低温でじっくり作られているものは、ローフードと言えますね。
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ローフードダイエットで食べていいものは?
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代謝アップやデトックス効果といった健康効果を持つローフード。そんなローフードには、ダイエット効果も期待されています。ローフードダイエットで食べてよいものとしては、お刺身や野菜、シード等を含むナッツ類、ドライフルーツもなどが挙げられます。
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ローフードの一覧は?
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お刺身、生野菜(アボカド・トマト・スプラウト等)、生の果物(イチゴ・バナナ等)、チアシードなどのシード類、生ナッツ(生アーモンドや生クルミ、生カシューナッツ)、天日干しで加工されたドライフルーツ(デーツ、いちじくなど)などはローフードです。
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ローフードとマクロビオティックの違いは何ですか?
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ローフードとは、生のまま、または加熱する場合は48度以下で調理した食べ物のことですが、マクロビオティックでは反対に、生野菜や果物は身体を冷やすという思考から、基本的に食材に火を通します。他に異なるポイントとしては、マクロビオティックが植物性中心の考え方であるのに対し、ローフードでは食材が動物性/植物性であるかについては重きが置かれていません。