千葉県八街市が名産の落花生。最近では、家庭菜園でも楽しむ人が増えてきているようです。そこで今回は、落花生の収穫や収穫後の処理、さらに保存方法についても解説します!正しい処理を知って、美味しい落花生を楽しみましょう。
(ナッツの専門店・小島屋おすすめの落花生も紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。)
落花生の収穫時期などをご紹介
ピーナッツ(ラッカセイ)の収穫についての情報です。千葉地域での栽培に関する方法、適切な収穫時期、乾燥と保存のコツについて詳しく紹介。栽培の際の目安や品種の選択、さやの特徴についても解説。さらに、おすすめのレシピや健康効果に関する情報も含まれています。ピーナッツは人気の野菜で、家庭菜園での栽培に適しています。
落花生の収穫はいつ?
おいしい落花生を収穫するには、適切な収穫時期の見極めが重要です。では、収穫時期が遅れてしまったり早すぎたりするとどうなるのでしょうか。
適切な落花生の収穫時期
「落花生をいつ頃収穫したらいいの?」という疑問は、落花生栽培の大きな課題の1つ。適切な収穫時期は、さやの網目がはっきりしたものが全体の80%となったときとされています。茎や葉っぱが黄色くなり、下葉が枯れてくるのも目安です。
落花生の収穫が早すぎると‥
落花生の収穫タイミングが早すぎると、未熟なさやが多くなり、立派な豆を楽しむことができません。(しかしこの未熟落花生を、収穫後すぐに洗って「茹で落花生」として食べると美味しい!とされており、あえて一部の収穫時期を早める人もいるようです。)
落花生の収穫遅れると‥
落花生の収穫の早すぎはよくありませんが、逆に収穫が遅れると、さやのつけ根が枯れてしまうことがあります。この状態で落花生を掘ったらどうなるでしょうか。さやが土中に残ってしまい、収穫の効率が悪くなってしまいます。
また収穫が遅れると、落花生の風味も失われてしまいます。落花生の収穫は9月頃になることが多く、台風シーズンに被ると収穫タイミングを失ってしまうこともあるので、注意が必要ですね。
落花生の収穫方法
落花生の収穫は早すぎても遅れてもだめ!とはいうものの、適切な時期を見極めるのは難しいですよね。ここからは、実際に落花生を収穫する際のポイントについて、収穫方法から乾燥させる方法、さらに保存方法にいたるまで手順を追って解説します。
①落花生の収穫時期を見極める
落花生の品種によって収穫時期は多少異なりますが、千葉で有名な品種でいうと、郷の香が最も早く、続いて中手豊、おおまさり、半立と続きます。収穫目安は、上部の葉が枯れ始めた時です。
このころに落花生を試しに少し収穫(試し掘り)してみて、さやの網目がしっかりしていなければ早すぎです。大体、80%程度のさやが網目のしっかりした状態になっていれば収穫時期とされます。また、開花期から収穫時期を予測することができるので、開花期を記録しておくことも大切です。
②実際の落花生の収穫の仕方
落花生の収穫時期を見極めたら、落花生の収穫をしましょう。落花生は地下茎にたくさんのさやが生るため、収穫時期には株元の土を掘り起こして落花生を収穫します。ただし、力いっぱい引き抜くとさやが土中に残ったままの状態になってしまいます。
力はそこまで必要ないので、株の根本をスコップで掘って持ち上げるようにすることで、さやが収穫できます。品種によっては収穫期で掘れるものもあります。
③落花生の収穫後の処理
落花生の収穫後、すぐ食べる場合は洗って茹で落花生にするのが一般的な食べ方ですが、すぐに食べない場合は、乾燥させるという処理が必要です。落花生の土は、洗うのではなく軽く払い、さやを上にした状態で天日干しします。乾燥期間は1週間~10日ほどで、このくらいの日数が経てば、土も自然と落ちます。
天日干しが終わったら、網袋に入れ、風通しのよい場所で1か月ほどぶらさげて保存します。その後、さやを振ったときにカラカラと音がするようになればOK。落花生を乾燥させずにそのままにしておくとカビが生えるので、収穫後の処理は重要です。また乾燥中は雨にも気をつけ、濡らさないように屋内に移動するなどの注意を払いましょう。
収穫した落花生の食べ方は?
落花生の収穫後は、いろいろな食べ方で楽しみましょう。ここでは、生落花生を使った人気のレシピや、そのままの落花生をおつまみとしても楽しめる食べ方を紹介しましょう。
落花生を収穫後すぐに食べるとき
落花生は生で食べることができないので、食べるには何らかの処理が必要です。落花生を収穫後すぐに食べる場合にまずおすすめなのが、落花生を茹でて食べる方法。落花生の「塩茹で」は、収穫された生落花生が手に入る人にとっては定番の食べ方です。
①ボウルに殻ごとの生落花生と水を入れ、手でこすり洗い、泥や汚れをよく落とす
②生落花生500gに対し、水1.5L、塩45g(水の重量の約3%)を入れ中火にかける
③落し蓋をし、沸騰したら弱火で約30分ゆでる
④火を止め、そのまま約10分余熱で火を通す
落花生の茹で方のポイントは水から茹でること。茹でたてが美味しいですが、そのまま冷凍保存も可能です。冷蔵保存の場合は、数日以内に食べましょう。
落花生収穫後、乾燥させてから食べるとき
落花生を収穫後すぐに食べない場合は、落花生を乾燥させます。乾燥落花生は、日持ちもしますし、様々な食べ方に使えるので便利ですよ。乾燥落花生の定番は、やはりそのまま煎り落花生にする食べ方です。主な煎り方は2つあります。
【A.殻の有無を問わず、フライパンで煎ると香ばしい!】
失敗の少ない方法は、フライパンで煎る方法。温めたフライパンに乾燥生落花生を重ならないように入れ、焦げないようにかき回しながら弱火で煎ります。目安は、殻なしであれば10~13分、殻ありであれば30分程度です。時間はかかりますが、失敗は少ない方法です。
【B.殻なしの乾燥落花生なら、レンジで時短に】
もっと簡単に煎り落花生を楽しみたい場合は、レンジを使うのがおすすめです。ただしこの場合、殻から豆を外して「殻なし」で調理します。
①お皿に乾燥落花生を重ならないように広げ、600wのレンジで1分間加熱する
②かき混ぜて広げて更に1分間加熱する
③もう一度かき混ぜて広げて30秒加熱する
レンジの場合は、加熱ムラができやすく、また焦げてしまう可能性もあるので様子を見ながら少しずつ行ってください。
落花生の収穫と保存
落花生の収穫後、すぐに茹で落花生として食べる場合は、茹でてから2~3日の間に食べきるようにしましょう。その際、保存するのは冷蔵庫です。また、茹で落花生をそのまま冷凍すると、約1か月保存可能です。
乾燥落花生の保存期間は、冷暗所または冷蔵庫で6ヶ月から1年ほどですが、冷凍庫で保存することも可能です。冷凍により、長く新鮮な風味を保つことができますよ。
収穫後、落花生を洗うのはNG?
収穫後の落花生はかなり土が付いているので、処理を使用と思って「洗ってしまった!」という人も多いかもしれません。しかし、収穫後に落花生を洗うのは茹でる時のみ。基本的には洗わずに干して土を落とします。
これは、落花生が湿気に弱く、カビの原因になるためです。落花生の収穫後に殻を洗ってしまった場合は、茹で落花生としての食べ方を楽しんでみてはいかがでしょうか。
千葉産落花生をつかった小島屋の人気ピーナッツ
自家製で落花生を楽しむのも良いですが、プロの味を楽しんでみるのはいかがですか。小島屋では、国産の新鮮な落花生を使用したピーナッツ商品を取り揃えています。特におすすめは無塩無油の素焼きタイプ。豆の甘みとコクが深い半立を使用しています。
落花生の時期は
千葉の落花生栽培時期に関する情報をお探しの方へ。落花生は千葉で中旬から下旬に収穫のピークを迎えます。千葉の農園で育てられた品種や新鮮なピーナッツは、特有の甘みと食味が魅力。保存方法や乾燥方法にも注意が必要です。千葉の農家が自然と共に育てた落花生は、健康的で美味しいナッツの一つ。おすすめレシピや販売情報も各農園サイトなどでご覧いただける事も多いですよ。
落花生を収穫したらおいしく食べてみよう!
落花生の収穫に関しては、収穫タイミングの見極めから処理の方法など、注意点や工夫のポイントが様々あります。美味しい落花生を楽しむためにも、きちんと準備をして臨みましょう!
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よくある質問
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落花生がおいしい時期はいつですか?
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【落花生の旬は9月~11月】落花生の旬とはつまり、落花生の実が生る時期のことです。落花生ができるまでの流れとしては、5月に種まき・発芽→8月に開花→9月以降に実がなる、というのが一般的ですが、1年間保存するためには、ここからさらに乾燥させる工程が必要となります。そのため新豆の時期は、新米と同じく、実り豊かな「秋」。但し、落花生の種類によっても多少変わります。
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落花生の収穫時期は何月?
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落花生の収穫時期は、品種にもよりますが8月末~11月頃とされます。収穫時期の目安は、さやの網目がはっきりしたものが全体の80%となったときとされています。茎や葉っぱが黄色くなり、下葉が枯れてくるのもポイントです。
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落花生の種まきはいつ頃?
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【落花生の種まきは5月ごろ】落花生は、5月に種まき・発芽→8月に開花→9月以降に実がなる、というのが一般的です。落花生の収穫時期は、品種にもよりますが8月末~11月頃とされます。収穫時期の目安は、さやの網目がはっきりしたものが全体の80%となったときとされています。茎や葉っぱが黄色くなり、下葉が枯れてくるのもポイントです。
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落花生おおまさりの収穫時期はいつ頃ですか?
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通常の落花生の約2倍の大きさがあり、主に茹で落花生として食べられている「おおまさり」。おおまさりは8月下旬~9月初旬に収穫され、乾燥させずにゆで落花生へと加工されるため、新豆の時期も同時期となります。
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落花生 いつまで食べれる?
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落花生の収穫後、すぐに茹で落花生として食べる場合は、冷蔵庫で保存し、茹でてから2~3日の間に食べきるようにしましょう。冷凍の場合は約1か月保存可能です。乾燥落花生の保存期間は、冷暗所または冷蔵庫で6ヶ月から1年ほどですが、冷凍庫で保存することも可能です。冷凍により、長く新鮮な風味を保つことができますよ。
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生落花生 買ってから何日?
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落花生が湿気に弱く、カビの原因になるため、生のまま放置しておくことは危険です。落花生を収穫後すぐに食べる場合にまずおすすめなのが「茹で落花生」ですが、こちらも冷蔵庫では2~3日ほどしか日持ちがしないので、注意が必要です。