美容や健康に良い栄養がたっぷり含まれているデーツ。別名なつめやしとも呼ばれ、キャラメルのような甘さが特徴のドライフルーツです。
そんなデーツの美容効果の中でも、特に注目されているのが髪への効果です。艶やかでコシのある髪に導いてくれるだけでなく、白髪や抜け毛にも効果があるんだとか。
そこで今回は、そんな髪への効果に注目しつつ、美容に嬉しいデーツの効果を徹底解説!また、数あるデーツの種類の中から、東京上野・アメ横で1956年から続くナッツとドライフルーツの専門店・小島屋がおすすめするデーツもご紹介します。
デーツとは?
デーツの基礎知識
デーツとは、北アフリカから中東を原産とするヤシ科の植物に生るフルーツです。なつめ(棗)に似ていることから「なつめやし」とも呼ばれ、一般的にはドライフルーツとして流通しています。ねっとりとした甘さが特徴で「天然のキャンディー」と言われるほどです。
(※デーツとなつめ(棗)との違いについては以下の記事もご参照ください↓↓)
≪なつめとデーツ(なつめやし)は別物?その違いと特徴とは?≫
デーツの栄養成分表
デーツは栄養素が豊富なのも特徴です。特に食物繊維・亜鉛・銅・マグネシウム・カルシウム・ナイアシン・パントテン酸・βカロテンなどが多く含まれています。ここで、デーツに含まれる主な栄養素を表にまとめておきましょう。(値は可食部100gあたり)
カロリー | 266kcal |
タンパク質 | 2.2g |
食物繊維 | 7.0g |
カリウム | 550mg |
カルシウム | 71mg |
マグネシウム | 60mg |
亜鉛 | 0.4mg |
銅 | 0.4mg |
βカロテン | 160μg |
ナイアシン | 1.8mg |
パントテン酸 | 0.94mg |
葉酸 | 19μg |
(※デーツの詳しい栄養素については以下の記事もご参照ください↓↓)
≪デーツ(なつめやし)が持つ栄養成分とは?健康や美容におすすめの効果もたっぷり!≫
デーツの美容効果5つ
栄養素が豊富なデーツには、その効果効能もたくさんあります。ここからは、デーツの美容効果について詳しく紹介しましょう。美髪効果はもちろん、他にも女性に嬉しい効果がたくさんです。
①美髪効果
髪を構成するのは、ケラチンというタンパク質。美しい髪を維持するには、良質なタンパク質はもちろん、ケラチンを合成するためのビタミンやミネラルも必要となります。
デーツに多く含まれる亜鉛やビタミンB6は、タンパク質の合成をサポートする効果があり、髪にコシと艶を与えてくれると考えられています。
【参考】
亜鉛の働きと1日の摂取量 -健康長寿ネット 公益財団法人長寿科学振興財団
ビタミンB6/B12の働きと1日の摂取量 -健康長寿ネット 公益財団法人長寿科学振興財団
②白髪・抜け毛の予防にも?
白髪は、ストレスや老化、栄養不足など様々な原因により、色素細胞がメラニン色素を着色できないことで起こるとされています。デーツは、これらの原因を改善する栄養素をたくさん含んでいるのです。
まず、抗ストレスビタミンとも言われるパントテン酸です。パントテン酸はホルモンの合成に関わり、ストレスをやわらげるホルモンの働きを促進させるため、ストレスへの抵抗力を高める効果があります。
老化の原因となる活性酸素を除去する栄養素には、βカロテンがあります。これはカロテノイドという色素成分の1つで、細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用を持ちます。また、亜鉛や銅も抗酸化作用のある酵素の構成成分となり、活性酸素の除去に一役買っています。
さらにデーツは、新陳代謝を高めるビタミンB群も豊富であり、髪の生え変わりをサポートしてくれます。抜け毛の原因には、細胞増殖に必要な栄養素が不足し毛根細胞の活動がうまく行われないことが挙げられますが、デーツは抜け毛予防にも役立つことがわかります。
【参考】パントテン酸 -わかさの秘密
カロテノイド - e-ヘルスネット(厚生労働省)
銅・亜鉛-スーパーオキシドディスムターゼ – 脳科学辞典
③アンチエイジング効果で美肌へ
美肌に重要なのが抗酸化作用。つまり、細胞の酸化を防いでシミやシワを予防するアンチエイジング効果です。デーツのβカロテンや亜鉛・銅は活性酸素の除去・軽減に効果があり、美肌をサポートしてくれます。
また、代謝を促進するビタミンB群、ナイアシン、パントテン酸も豊富なので、肌のターンオーバーを促進し、お肌の調子を整えてくれますよ。
④便通を整えてデトックス
デーツに含まれている食物繊維には、腸内環境を整えて便通を改善させる効果があります。腸内環境が改善すると、悪玉菌や有害物質を排出してくれるので、デトックス効果も期待できるでしょう。
特に女性は、ホルモンバランスの関係もあり便秘になりやすいとされています。デーツには、ごぼうの1.3倍もの食物繊維が含まれていますので、便秘の解消やポッコリお腹の解消にも嬉しいですね。
⑤むくみ解消効果
むくみは血行の乱れや下肢筋肉の低下、また塩分の摂り過ぎなどの様々な原因で起こります。特に現代人は塩分が過剰な食生活になりやすいですが、この場合はナトリウムとともに余分な水分を体内にため込むこととなり、むくみになるのです。
デーツに豊富なカリウムは、体内のナトリウム量を調整し、余分なナトリウムとともに余分な水分も排出してくれる役割があります。すると足だけでなく、顔もすっきりした印象になることが期待できるでしょう。
(ただし、カリウムは腎機能が低下している人では摂り過ぎに注意が必要です。詳しくは以下の記事をご参照ください↓↓)
≪カリウム制限がある人はドライフルーツの食べ過ぎに注意!腎臓病患者が食べても良い量はどのくらい?≫
美容効果を高めるデーツの食べ方
多くの効果があるデーツですが、効果を最大限に高めるには注意すべき点がいくつかあります。ここからは、デーツの美容効果を高めるための食べ方やポイントについて見ていきましょう。
1日の摂取量は?
デーツは、100gあたりのカロリーが266kcalとドライフルーツの中では比較的低め。しかしその甘さの分、糖質は69.8gとやや高めです。そのため、食べ過ぎには注意が必要となります。
デーツの種類によっても様々ですが、健康・美容効果の目的であれば1日1~3個程度(約10~30g=糖質約7~20g、カロリー約25~70kcal)にしておくのが無難でしょう。
毎日&少しずつを習慣に
「1日の摂取量ってそれだけ!?」と思われる方もいるかもしれませんが、デーツはねっとりした甘さが特徴なので、意外と満足できるはず。ダイエット中の間食にもおすすめですよ。1日量は少ないですが、それを毎日続けて習慣にしてしまうことが重要なのです。
無添加デーツがおすすめ
また、デーツの選び方も大切です。選ぶ際は、やはり無添加のものを選びましょう。デーツは甘味が強いので、砂糖が入っていることは少ないですが、保存料などが使われている場合もあります。無添加で新鮮なデーツの方が、くまなく栄養を取り入れることができますよ。
ここで、おすすめのデーツを紹介しておきましょう。
小島屋のデーツはもちろん完全無添加。世界中にあるたくさんのデーツの中から、特におすすめの5種類のデーツを取り扱っています。それぞれのデーツに良さがあるので、ぜひお気に入りのデーツを見つけてみてください!
(※デーツの種類については以下の記事も見てみてください!↓↓)
≪デーツの種類や特徴を徹底比較!数あるデーツの中からおすすめデーツを紹介!美味しい食べ方も≫
デーツのアレンジレシピ
そのまま食べても美味しいデーツですが、毎日だと飽きてしまう…という方におすすめなのが、お菓子やおやつへのアレンジです。ここで、1つレシピを紹介しましょう。
こちらは食パンをアレンジしたパンプディング。デーツの甘さを生かして砂糖は少量のみなのでヘルシーです♪また、牛乳や卵は髪を作る材料であるタンパク質が豊富ですので、美髪効果を上げるためにも良いでしょう。
毎日のデーツ習慣で美髪&美肌へ!
デーツは白髪対策にも♪
デーツには白髪に効果的な栄養が豊富に含まれています。ビタミンやミネラル、繊維などの栄養素が、白髪の原因となる色素の働きやストレスに対する予防効果を持っています。ナツメやナッツなどの食品は、亜鉛やカリウム、鉄分を含み、美容や健康にも良いです。頭皮のケアや血糖レベルの改善、老化の防止にも役立ちます。日常の食事にこれらの食材を取り入れることで、白髪対策に効果的な成分を摂取できます。
デーツには美髪や美肌など、多くの美容効果があることがお分かりいただけたと思います。たくさんの種類のデーツを食べ比べて、お気に入りを探してみるのも楽しいですよ。毎日のデーツを習慣にして、ぜひその美容効果を実感してみてくださいね♪
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よくある質問
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白髪を黒髪に戻す食べ物は?
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白髪は、ストレスや老化、栄養不足などが原因とされています。デーツには、これらの原因を改善し、白髪を黒髪に戻す効果が期待できる栄養素をたくさん含んでいます。まず、抗ストレスビタミンとも言われるパントテン酸、老化の原因となる活性酸素を除去するβカロテン、新陳代謝を高めるビタミンB群などです。さらに、抗酸化酵素の構成成分になる亜鉛や銅が含まれます。
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白髪になりにくい食べ物は?
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白髪は、ストレスや老化、栄養不足など様々な原因により、色素細胞がメラニン色素を着色できないことで起こるとされています。これらの原因を改善する栄養をたくさん含むのが「デーツ」です。デーツには、抗ストレスビタミンとも言われるパントテン酸や、老化の原因となる活性酸素を除去するβカロテン、新陳代謝を高めるビタミンB群が豊富です。
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デーツは1日何個食べたらいいんですか?
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デーツはGI値が低いのでダイエット中の間食におすすめですが、やはり食べ過ぎには注意が必要です。なぜならデーツはその甘さが特徴である分、糖質がやや高めだからです。1日の摂取量は、20~30g(糖質換算約17g、カロリー換算約65kcal)程度までがよいでしょう。デーツの種類にもよりますが、健康維持目的であれば、1日1~3個程度が目安です。
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白髪が増える食べ物は?
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白髪は、ストレスや老化、栄養不足、血行不良など様々な原因により、色素細胞がメラニン色素を着色できないことで起こるとされています。油の多いお菓子類や揚げ物は、血流を悪くするのでNG。また、バランスの悪い食事も白髪を増やす原因となります。