手軽に食べられるおやつとして知られるドライフルーツ。生のフルーツと違って保存がきくので便利ですよね。ビタミン・ミネラルなどの栄養も豊富であるため、最近は美容や健康のために生活に取り入れている人も増えてきています。
では実際に、ドライフルーツにはどんな効果があるのでしょうか?今回は、東京上野・アメ横で1956年から続くナッツとドライフルーツの専門店・小島屋の視点から、ドライフルーツの健康・美容効果について解説します!
また、小島屋が揃える82種類ものドライフルーツ商品の中から、売れ筋ランキングもご紹介!こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。
ドライフルーツの魅力と効果:美容と健康のために栄養豊富で選択肢も沢山
ドライフルーツは、美容や健康に効果的な食品としておすすめされます。ビタミンや食物繊維が豊富で、特にマンゴー、いちじくなどの果物は栄養素が豊富です。ダイエット中の方にもカロリー摂取を考える上で良い選択肢であり、栄養素のバランスを保つためにも利用できます。ドライフルーツには砂糖が含まれている場合もあるので、食べ過ぎには注意が必要ですが、乾燥させることで保存が効き、常時手軽に摂取できるのが特徴です。女性には特に鉄分やカリウムが豊富で、美容や健康のために積極的に取り入れることができるのでおすすめですよ。
人気急上昇!ドライフルーツの魅力とは?
ドライフルーツは、そのさまざまな効果から、健康・美容に気を使う芸能人や海外セレブにも人気上昇中の食材となっています。まずはその魅力を改めて確認しましょう。
美味しく手軽に栄養摂取できる!
ドライフルーツの魅力は、何と言っても豊富な栄養成分です。生のフルーツから水分を蒸発させて乾燥させているので、少量でも栄養分がギュッと詰まっています。そのため、普段なかなかフルーツを摂取できないという人も、手軽にビタミンやミネラルを補給できるのです。
生薬に使われることも!健康に◎!
ドライフルーツの中には、生薬として”薬”の役割を果たしていた(果たしている)ものもたくさんあります。例えば、中国が原産で薬膳にも使用されるなつめは”大棗(タイソウ)”として滋養・補血のために使われていますし、お馴染みのみかんの皮も、乾燥させて”陳皮”として健胃のために使用されています。
ドライフルーツの健康効果6つ
それでは、実際にドライフルーツが持つ効果について見ていきましょう。今回は、健康に関連するものを中心に6つの効果にまとめてみました。
効果①ダイエット効果
1つ目の効果は、ダイエット効果です。これはドライフルーツに多く含まれる食物繊維が主に関係しています。食物繊維による効果は主に以下の3つです。
・お腹の中で膨らむので満腹感が得られやすい
・腸内細菌(善玉菌)を増やし腸内環境を整える
・糖の吸収を緩やかにし血糖値の上昇を抑える
満腹感を満たせるドライフルーツは、ダイエットにおすすめのおやつとされています。また腸内で良い腸内細菌が育つことで、太りにくい体づくりができるのも魅力です。さらに血糖値の上昇が緩やかになるので、ダイエットはもちろんですが、糖尿病予防にも効果的と言えるでしょう。
【参考】「食べても太らない人」と腸内細菌の意外な関係 -東洋経済オンライン
ドライフルーツはカロリーも高いのにダイエットできるの?と思う方もいるかもしれませんが、ドライフルーツをダイエットに取り入れるのはおすすめです。ドライフルーツとダイエットの関係ついては、以下の記事も参考にしてみてください↓↓
≪ドライフルーツとダイエットの関係は?!結局太るの?痩せるの?糖質やカロリー面からおすすめの食べ方を紹介≫
効果②便秘の解消
2つ目の効果は、便秘解消効果です。こちらもドライフルーツの食物繊維が大きく関係しています。食物繊維には水溶性と不溶性の2種類がありますが、どちらも便秘に効果を発揮します。ここでそれぞれの効果を紹介しておきましょう。
・水溶性食物繊維:水に溶けてゼリー状になり便をやわらかくする
・不溶性食物繊維:保水性があり便のかさを増やして腸を刺激する
【参考】食物繊維の分類と特性 -大塚製薬
特に、便秘の状態が続いている人は、便の水分が抜けて硬くなってしまっていることがあるので、水溶性の食物繊維が特におすすめです。水溶性食物繊維を多く含むドライフルーツには、いちじく・バナナ・アプリコットなどがありますが、中でも便秘に最も効果のあるのはドライいちじくと言われています。詳しくは以下の記事をぜひご覧ください!↓↓
≪ドライいちじくで便秘を解消!お通じに一番効くドライフルーツはいちじく?理由や腸活効果を徹底解説!≫
効果③エイジングケア
エイジングケア/アンチエイジングと聞くと、美容面ばかりが注目されるかもしれませんが、実はそれだけではありません。エイジング=老化に対するケアであり「生活習慣を改善して健康長寿を目指す」という、健康面や精神面も含まれる概念なのです。
体の老化の原因の1つとされているのが、活性酸素などのフリーラジカルと呼ばれる物質。これを抑える働きを抗酸化作用といいます。活性酸素は細胞や体内の脂質を酸化させ、動脈硬化をはじめ生活習慣病など引き起こしたり、肌のシワやシミの原因となることもあります。
そこで重要なのが、抗酸化作用を持つビタミンやミネラルです。特にビタミンA・C・Eは抗酸化ビタミンとして知られていますし、亜鉛・マンガン・銅などのミネラルも抗酸化に関わっています。植物の色素成分であるポリフェノールにも抗酸化作用があり、プルーンやクランベリーなどに豊富です。
効果④疲労回復
疲労回復に重要な成分としては、ビタミンB群とクエン酸が挙げられます。
ビタミンB群には、ビタミンB1・B2・B6・B12などがあります。これらには多くの働きがありますが、ざっくりいうと糖質・脂質・タンパク質を代謝してエネルギーを作り出すのに必要なビタミンです。エネルギーを作るため、疲労を回復できるというわけです。
クエン酸は、レモンなどに含まれる酸味成分で、ドライフルーツではいちごやパイナップル、アプリコットなどに多く含まれます。エネルギー産生に関わり、疲労で蓄積する乳酸を分解する効果もあるので、疲労回復や筋肉痛の緩和に効果があるとされています。
【参考】クエン酸 -わかさの秘密
効果⑤貧血予防に
貧血とは、血液や酸素を運ぶヘモグロビンが不足するために、全身に酸素を十分に運ぶことができない状態のことです。鉄分は、ヘモグロビンを構成し貧血予防に重要な働きをします。
鉄分は、多くの現代人が不足しやすい栄養成分です。中でも女性は、無理なダイエットや月経のために特に貧血に悩む人が多く、鉄分摂取が必要とされています。鉄分を多く含むドライフルーツには、レーズンやアプリコットがあります。
効果⑥美肌効果も
皮膚の健康や美肌には、ビタミンやミネラルが欠かせません。特に、美肌に重要な成分を紹介しておきましょう。
・ビタミンC:美白効果がありシミ・そばかすを抑える。コラーゲン生成にも関わる。
・ビタミンA/E:抗酸化作用があり、シワやシミの原因である活性酸素を抑える。
・亜鉛:皮膚の健康維持に関わる。
ビタミンCはドライみかんやオレンジに多く、ビタミンAはアプリコットやプルーンに豊富です。亜鉛が豊富なものにはなつめやアプリコットがあり、こちらもおすすめです。
小島屋売れ筋ドライフルーツランキング!
「ドライフルーツを取り入れてみたい!けれどどれから始めれば…?」という方も多いと思います。ここで、長年ドライフルーツを扱ってきた小島屋での売れ筋を、ランキングで紹介しましょう!
【1位】ドライいちじく
圧巻の1位はドライいちじく。食物繊維が豊富で、腸内環境を整えるために毎日食べている!と言う方も多く、リピート率が高い商品となっています。こちらのドライいちじくは大粒で柔らかく、もっちりした食感がやみつきになりますよ!
(ドライいちじくの栄養・効果については以下の記事もご参考にしてみてください!)
≪ドライいちじくの栄養価がすごい!?健康に効果的な栄養素や生いちじくとの違いまでわかりやすく解説!≫
【2位】ドライマンゴー
2位のドライマンゴーは、世界トップレベルのカラバオ種をご用意。原材料のマンゴーの質はどこにも負けません!そしてポイントは「超半生」食感。口の中に入れると、トロっと半生に戻るような食感なので、トロピカルな生感覚で楽しんでいただけます♪不揃いなのでお買い得に食べていただけます。
【3位】デーツ(なつめやし)
以前、NHK「あさイチ」で特集が組まれたことで人気に火が付いたデーツがランクインです。今やスーパーでも見かけるメジャーなドライフルーツになりましたね。砂糖不使用でもしっかりした甘みがあるのが特徴です。ダイエット効果や抗ストレス効果もあり、おすすめのドライフルーツです。
(栄養や効果については以下の記事もご参考にしてみてください!)
≪デーツ(なつめやし)が持つ栄養成分とは?女性におすすめの効果もたっぷり!≫
【4位】ホワイトマルベリー
4位のホワイトマルベリーはあまり耳慣れない方も多いかもしれませんが、今やSNSを中心に話題になり、人気急上昇中のスーパーフードです!キャラメルのようなまろやかな甘みが特徴で、ビタミンA・Cが豊富。美容効果はもちろんのこと、糖尿病予防にも効果がありますよ。
(その他の栄養・効果効能については以下の記事もご参考にしてみてください!)
≪話題のホワイトマルベリーとは!?桑の実?注目スーパーフードの驚くべき効果をご紹介!≫
【5位】アプリコット
アプリコットは、食物繊維・鉄分・クエン酸・βカロテンなどが豊富です。さらにこちらのアプリコットは、カリフォルニア産の中でも最高グレードの厳選された杏を使用していますので、大粒で果肉感を感じていただける柔らかさとなっています。多くの方に満足いただいている絶品です♪
ドライフルーツのおすすめの食べ方
ドライフルーツはもちろんそのまま食べるのも美味しいのですが、パンやお菓子に入れたりなど、アレンジの幅も広いです。ここでおいしいアレンジ方法をいくつか紹介しておきましょう。
おすすめアレンジ①ヨーグルト
ドライフルーツをヨーグルトに入れて食べるのは、定番のアレンジです。発酵食品であるヨーグルトと一緒に食べることで、便秘改善効果が高まりますよ。ヨーグルトに浸しておくと、ドライフルーツがふやけてよりおいしく食べられるでしょう。
小島屋ではなんとヨーグルト専用のドライフルーツも取り扱っています!カットを小さめにし、それぞれの味が活きるよう工夫を凝らしました。半日ほど漬け込むことで、トロッとした食感になるのもおすすめポイントです♪
おすすめアレンジ②ジャム
ドライフルーツが大量に余っている!賞味期限がやばい!などの状況で役立つのがジャムへのアレンジです。上記のレシピではドライフルーツミックスを使用していますが、ドライいちじくやレーズンなど、単体のドライフルーツを合わせてもOK!ドライフルーツだけでも甘さはあるので、砂糖やはちみつの量もお好みで調整してください。
ドライフルーツを食べて健康をゲット!
健康や美容の効果がたっぷりのドライフルーツ。ランキングで紹介したように、たくさんの種類があるのも楽しいポイントの1つですね。お気に入りのドライフルーツを見つけて、ぜひ生活に取り入れてみてください!
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よくある質問
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ドライフルーツの美容効果は?
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ドライフルーツはビタミンB1・B6といった美容に嬉しいビタミン群に加え、クエン酸なども入っている事が多く疲労回復に効果もあります。またアントシアニンなどのポリフェノール成分が豊富なベリー系フルーツも多く、抗酸化作用によるアンチエイジングも期待されています。
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>>ポリフェノールの豊富なドライフルーツはこちら -
ドライフルーツのデメリットは?
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ドライフルーツには果糖が多く含まれている事から、糖分過多になってしまう可能性があります。カロリーも高いですので、食べ過ぎには注意しましょう。また食物繊維が豊富なので、食べ過ぎるとお腹が痛くなる方もいるようでです。
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>>食物繊維の豊富なドライフルーツはこちら -
ドライフルーツのメリット・デメリットは?
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ドライフルーツのメリットは、栄養が豊富で腹持ちが良いこと。ドライフルーツは乾燥させ水分が飛んでいるので、多くの栄養素が4~5倍に凝縮されています。特に注目の成分は食物繊維。だいたいどのドライフルーツでも、100gあたり7~12g程度と豊富です。腹持ちも良くなりますし、噛み応えも良いですよ。逆にデメリットはその分カロリーも凝縮されてしまうということで、食べ過ぎには注意が必要です。
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毎日ドライフルーツを食べるとどんな効果があるの?
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ドライフルーツは食物繊維やビタミン類・ミネラル類が豊富で健康や美容効果がたくさんです。食物繊維がお腹の中で膨らみ満腹感が得られやすいこと、糖の吸収を緩やかにし血糖値の上昇を抑えることからダイエット効果や糖尿病予防に効果があります。また、腸内細菌を増やし腸内環境を整えることで便通改善効果も期待できます。その他、カリウムによる高血圧予防効果やβカロテンによるアンチエイジング効果もあります。
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ドライフルーツの注意点は?
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ドライフルーツは、水分が飛ばされている分、カロリーがやや高い点が注意すべきポイントです。ドライフルーツの1日摂取量は30~35g程度=100kcal程度にするのがおすすめで、食べ過ぎには注意しましょう。また、糖質を抑えるためには砂糖不使用&無添加のものを選ぶのが良いでしょう。
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ドライフルーツは体にいいですか?
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ドライフルーツは乾燥させ水分が飛んでいるので、ビタミンやミネラルといった栄養素が4~5倍に凝縮されており、栄養価が高いとされます。特に注目の成分は食物繊維。だいたいどのドライフルーツでも、100gあたり7~12g程度と豊富です。腹持ちが良いだけでなく、腸内環境を整える効果もあり、体に良いと言えます。
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ドライフルーツは栄養が失われますか?
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ドライフルーツの加工の方法によって、失われる栄養素もあります。特に注意すべき栄養素が、ビタミンCです。ビタミンCは熱に弱いため、特に加熱して加工されたドライフルーツの場合は失われやすいです。
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ドライフルーツ1日何個?
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ドライフルーツは、水分が飛ばされている分、カロリーがやや高い点が注意すべきポイントです。ドライフルーツの種類によって個数は変わりますが、1日摂取量は30~35g程度=100kcal程度にするのがおすすめ。食べ過ぎには注意しましょう。