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夏の冷え性対策には生姜糖を!クーラーによる体の不調を生姜パワーで整えよう!おすすめ生姜糖&効果をご紹介

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最終更新日:24.10.04

生姜糖がおすすめのクーラー病

暑くなってくると活躍するのがクーラーですが、クーラーによる体の冷えに悩む人は多いですよね。また夏は冬より薄着ですし、冷たいものを多く食べてしまうことから、実は冬よりも体が冷えやすいとされています。さらに外気と室内の気温差が大きくなり、体がだるくなって体調を崩しやすいのも特徴でしょう。

そんな時に体をあたためてくれるのが、生姜糖。生姜といえば体を温める効果で有名ですが、生姜糖とはその生姜から作られる昔ながらのお菓子です。美味しく食べながら、体の不調を整えてくれる嬉しい食材と言えますね。

今回は、東京上野・アメ横で1956年から続くナッツとドライフルーツの専門店・小島屋の視点から、生姜糖の魅力・効果と冷え性対策について解説していきたいと思います!

クーラーによる体の不調とは?

夏になると活躍するクーラー。しかしクーラーは想像以上に体を冷やしすぎる可能性もあり、冷え性対策が重要です。まずは「冷房病」とも呼ばれる夏の体調不良について解説しておきます。

夏の大敵「冷房病」による冷え性

夏のオフィスやショッピングモールで、クーラーが効きすぎて寒い!と感じたことはありませんか?これが原因で「なんとなく体がだるい」「体が冷えてしまった」という経験を持つ方も多いと思います。

冷房病(クーラー病)とは、クーラーの効きすぎなどで起こる体の不調のことです。正式な病名ではありませんが、冷え性や体のだるさ・食欲不振・頭痛などの症状が起こります。

また夏はクーラーによる冷えだけでなく、外気との温度差も大きな影響を持ちます。近年は夏の最高気温が30℃以上となることがざらにあり、クーラーとの温度差に体がついていくのも大変ですよね。これも冷房病を悪化させる要因となります。

原因は自律神経の乱れ

冷房病の主な原因は、自律神経の乱れです。自律神経系とは、本来人間に備わる神経のシステムで、寒い時には熱を作り暑い時には熱を放出することで体温を調節してくれています。

自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、普段は2つの神経がスムーズに切り替えられます。しかし冷えすぎや大きな気温差があると、体温調節が追いつかなくなり自立神経のバランスが乱れてしまうのです。

すると適切なタイミングで熱を作ったり放出したりすることが難しくなり、その結果、冷房病(クーラー病)と呼ばれる状態が起こります。中でも冷え性は、特に女性に多く見られる症状です。女性はもともとの筋肉が少ないため、体温を上げる機能が弱く冷え性になりやすいとされます。

自律神経を整えるには、ストレスのない規則的な生活や、血行をよくする運動・食生活が重要です。

生姜パワーたっぷりの「生姜糖」

生姜パワーたっぷりの「生姜糖」

冷え性対策にはもちろん、冷房病のような自律神経の不調を整えるためにも、血行を良くして体を温めてあげることが重要です。そこで、食生活に生姜糖を摂り入れてみましょう。

生姜糖とは?

そもそも生姜とは、熱帯アジア周辺を原産とするショウガ科ショウガ属の植物です。体を温める「温性」の食べ物として知られています。漢方の世界でもよく登場し、「生姜(ショウキョウ)」として解熱・健胃・解毒・代謝促進などの目的で今も使用されています。

基本的にはお料理の臭み消しや薬味としてのイメージが強い生姜ですが、風邪の時はもちろん、冷え性対策にも積極的に取り入れたい食材です。とはいえ生姜をそのまま食べるのはハードルが高いですよね。そこでおすすめのお手軽おやつが、生姜糖です。

生姜糖とは、薄切りにした生姜と砂糖を煮詰めた昔ながらの生姜のお菓子。砂糖の甘さとほんのり残った生姜の辛味が絶妙に美味しいですよね。生姜パワーをしっかり得ながら、おやつ感覚で気軽に食べられるのが魅力です。

生姜糖に含まれる栄養や成分

生姜には、カリウムやマンガンといったミネラルが豊富に含まれます。しかし冷え性対策や健康効果に大きな影響を持っているのは、生姜の辛味成分。特に有効なのは、ジンゲロールとショウガオールです。それぞれ簡単に説明しておきます。

ジンゲロール

ジンゲロールは、生姜を食べた時に最初にピリッと感じる辛味成分です。生の生姜に含まれるのはほとんどがジンゲロールで、免疫細胞を活性化させたり、血管を拡張させて血流を良くする効果があります。その結果、深部の熱を体表に移動させて、手足を温めてくれます。

ショウガオール

ジンゲロールが加熱されると、一部がショウガオールに変換されます。辛味成分としてはジンゲロールよりも強いとされていますが、じわっと感じられる辛味を持ちます。胃腸に直接働きかけ、筋肉に刺激を与えることで熱を産生し、体の芯から温める効果があります。

生姜糖は加熱して作られているため、2種類の辛味成分をどちらも含んでいます。つまり、生姜のパワーを存分に得られるおやつなのです。

健康に嬉しい生姜糖の効果とは?

それでは、生姜糖が持つ効果について見ていきましょう。冷え性対策にはもちろん、美容や健康への効果もたっぷりなので注目です!

血行を良くして冷え性対策

冷房病や冷え性対策には、体を温めたり適度なストレッチを行うことで、滞った血行をよくしてあげることが必要です。

生姜糖はジンゲロールとショウガオールという2種類の成分により、体表を温めるだけでなく体内で熱を作ってくれるため、体を温める効果が長続きします。さらに血管を広げて血行を改善してくれるので、手足の先まで温める効果も期待できます。長時間のオフィスワークによる冷え性対策にぴったりですね。

【参考】「加熱しょうが」は生しょうがより体表面温度を持続させることが実証実験で証明! しょうが博士が教える「加熱しょうが」の効果 -PR TIMES

免疫力を高める

冷え性の女性は平熱が35℃台と低いことがよくありますが、この状態では体の不調を起こしやすいです。本来人間の組織や器官は、36~37℃で最も活発に働くことができます。これは免疫機構も同じです。体温を上げることで、免疫機能が働いて風邪をひきにくくなったり、だるさを軽減させることができます。

最近は体温を上げる「温活」も話題となっていますね。このように体温を適正に上げておくことは、健康面でも重要です。生姜糖は体温を上げてくれるので温活にもぴったり。体の機能を適切に維持し、免疫力を高めることができるのです。

また生姜糖のジンゲロールには、白血球の働きを高めて免疫力を強化する働きもあります。白血球は体内に入った異物や菌を除去してくれるので、病気や感染症の予防に有効です。

【参考】ジンゲロール - 成分情報 わかさの秘密

胃腸を守って脱・食欲不振!

クーラーや外気の気温差などにより夏バテしてしまうと、食欲が落ちてしまいますよね。生姜糖のショウガオールは、胃腸の血行を促進し内臓の働きを活発にしてくれます。そのため、食欲不振を改善する効果も期待できるでしょう。

体脂肪の燃焼にも

生姜糖は美容面でも嬉しい効果があります。それはダイエット効果です。ショウガオールは、アディポネクチンという「やせホルモン」が分泌されやすくする効果があります。そのため、脂肪が燃えやすく痩せやすい体に近づくことができます。

脂肪やエネルギーの消費が増えると、全身の代謝もよくなります。すると血行が良くなり老廃物を溜めにくくなるので、肌荒れ予防の効果も期待できるでしょう。

【参考】 ショウガ辛味成分による脂肪細胞機能の制御 -中部大学応用生物学部 津田研究室
    「やせホルモン」と呼ばれる「アディポネクチン」って何? -オムロン

生姜糖のおすすめの食べ方

1日の摂取量は?食べ過ぎ注意!

生姜は効果が高い食材であるだけに、生姜糖も食べ過ぎると体に悪影響を及ぼすこともあります。例えば、過剰な胃腸への負担により胸やけ・下痢・腹痛を引き起こす可能性が考えられます。

生の生姜では、1日の適量は10gほどとされています。生姜糖では、大きさや厚さにもよりますが、1日の摂取量は1~2枚程度でしょう。カロリーは1枚30kcal程度なので、とてもヘルシーなおやつになります。

生姜糖は、一気にたくさん食べるよりも少しずつを毎日食べることで、効果がしっかりと得られます。体温を上げる「温活」にも有効ですので、食後やティータイムに手軽に取り入れてみてくださいね。生姜糖は、ドライフルーツ感覚で持ち運ぶことができるので、オフィスのお供にもおすすめです。

おすすめの生姜糖

よく販売されている生姜糖は中国産が多いですが、小島屋の生姜糖はタイ産です。(商品製造の技術がより高いとされています。)また、少し厚切りにして生姜の味わいをしっかり感じられるようにしました。生姜の辛さと甘みのバランスが美味しく、多くの方から好評をいただいております♪

おすすめの食べ方

おすすめの食べ方としては、緑茶や中国茶に合わせてそのまま食べたり、紅茶に1枚入れて飲んでみるのも良いでしょう。ここで生姜糖を使ったレシピをご紹介しておきます。

こちらは生姜糖を使った生姜ジャム。パンに塗るのも良いですし、紅茶に入れるとおしゃれでありながら健康的な一杯になりますよ。

生姜糖で脱・クーラー病!

体を温めてくれる成分がたっぷりの生姜糖。いつでもどこでも食べられるので、冷え性対策にぴったりの食材です。毎日の仕事や生活に生姜糖を摂り入れて、夏のクーラーに負けない体を作りましょう!

#冷え性#夏#対策#生姜糖#クーラー#不調#生姜#整える#おすすめ#

よくある質問

Q

生姜糖は何に効く?

A

生姜糖とは、薄切りにした生姜と砂糖を煮詰めた昔ながらの生姜のお菓子。特に辛味成分であるジンゲロールやショウガオールは、体表を温めるだけでなく体内で熱を作ってくれるため、体を温める効果が長続きします。さらに血管を広げて血行を改善してくれるので、手足の先まで温める効果も期待できます。また免疫力を高め、胃腸の働きを整える効果も期待できます。

Q

生姜は1日にどのくらい摂取してもいいのか?

A

生の生姜の適量は、1日の適量は10gほどとされています。生姜糖では、大きさや厚さにもよりますが、1日の摂取量は1~2枚程度でしょう。カロリーは1枚30kcal程度なので、とてもヘルシーなおやつになります。

Q

生姜の効能と副作用は?

A

生姜に含まれる辛味成分であるジンゲロールやショウガオールは、体表を温めるだけでなく体内で熱を作ってくれるため、体を温める効果が長続きします。さらに血管を広げて血行を改善してくれるので、手足の先まで温める効果も期待できます。また免疫力を高め、胃腸の働きを整える効果も期待できます。

Q

生姜の効果的な食べ方は?

A

生姜は、食べ方によっても期待できる効能が少し変わります。一般的には、加熱していない生姜であれば、ジンゲロールが多く含まれ血行促進により効果がありますが、加熱した生姜はショウガオールが多くなり特に体内で熱を作ってくれるようになります。

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あんこ

この記事を書いた人

あんこ

元看護師。食生活アドバイザー3級。4年間の看護師生活で、生活習慣病をはじめ様々な疾患の患者と出会い、病気になる前の健康づくり・食事の重要性を実感する。「良く食べることは良く生きること」をモットーに、健康的な食生活を実践中。小島屋店主の「ナッツとドライフルーツを通じて、楽しく美味しく健康的な生活のサポートをしていきたい」という思いからオファーを受けて小島屋に参画し、2020年12月より小島屋のよみものを担当。現在は、栄養や疾患の知識をもとに健康に関する記事を執筆する。

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