大麦若葉という健康食品、どこかで聞いたことはありませんか?
そう!青汁などのCMでよく聞きますよね。大麦若葉とは、ずばり青汁の原材料に使われる植物なのです。青汁と一言にいっても、実際は主原料はさまざまで、栄養素や飲みやすさも少しずつ違います。
大麦若葉は、食物繊維やビタミン・ミネラルといった栄養素が豊富です。そのため野菜不足の解消にも役立つうえに、青汁としても飲みやすいことから注目を集めています。今回は、そんな大麦若葉の効果や、気になる他の青汁との違いについてもご紹介していきます!
生活習慣病予防に最適!? 青汁 大麦若葉 効果と健康メリット
青汁 大麦若葉は、ビタミンやミネラルが豊富で、生活習慣病の予防に役立つ栄養価の高い健康食品です。抗酸化作用や食物繊維が豊富で、便秘解消やデトックス効果も期待できます。高血圧やコレステロール、血糖値の管理に有効で、全体的な健康をサポートします。
大麦若葉とは?青汁の原材料?
そもそも青汁とは
青汁とは、緑黄色野菜など栄養豊富な野菜を絞った汁のこと。多くは粉末にして販売されており、手軽に飲めるのが特徴でしょう。原材料としては、大麦若葉やケール、明日葉といったものが有名ですね。そして今回注目するのが、原料の1つでもある大麦若葉です。
大麦若葉とは、西アジアを原産とするイネ科の植物です。大麦若葉という名前の通り、大麦が20~30cmに成長し穂をつける前の若い葉のことで、きれいな緑色をしています。粉末にすると抹茶のような淡い緑色になるのが特徴です。成長過程にある若葉は、これからさらに伸びるための栄養を蓄えているので、栄養素がたっぷり含まれるというわけです。
そんな大麦若葉は、青汁の原材料としても知られています。そもそも大麦若葉の「大麦」とは麦ごはんなどにも使われる穀物なので、野菜のような青臭さやクセがないのが特徴で、人気の理由となっています。
健康維持のために◎
青汁の効果については後で詳しく解説しますが、何よりの効果は野菜不足が解消できることでしょう。大麦若葉などを使った青汁には、野菜に含まれるビタミンやミネラル、さらに食物繊維などが豊富であり、健康維持に役立ちます。
大麦若葉の効果とは!「青汁=効果なし」はウソ!
青汁に使われる大麦若葉ですが、ネット上の口コミでは「青汁飲んでも効果ない」といった否定的なコメントも多く見受けられます。しかし、大麦若葉には確かに健康に重要な成分が多く含まれています!砂糖や添加物が多いと効果が得られない場合もあるので、完全無添加や砂糖不使用のものを選べば、効果が得られるかもしれませんよ。
ここでは、大麦若葉に多く含まれる栄養素に基づき、期待できる効果や効能についてご紹介しておきましょう。
抗酸化作用で病気に負けない身体に
抗酸化作用とは、身体のさび付きを防ぐ作用です。生活上の刺激やストレスにより増えた活性酸素は、体内の組織を酸化させ過酸化脂質を作ります。この過酸化脂質はがんや心疾患など様々な病気を引き起こすリスクがあるのです。
大麦若葉には、抗酸化作用を持つクロロフィル(葉緑体)や、SOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)酵素という成分が含まれます。これらの成分が活性酸素を除去してくれるため、がんなど生活習慣病の予防に効果があるとされています。
また、抗酸化作用は様々な細胞の酸化を防ぐため、代謝がよくなり肌や髪にも良い効果をもたらします。そのため、美肌など美容目的で飲まれる方もいますよ。
高コレステロールの予防に
大麦若葉は、高コレステロールに効果があるということが研究で示唆されています。高コレステロールは高脂血症や脂質異常症ともいわれ、様々な病気の原因となります。血液中のコレステロールが増えドロドロになってしまっている状態なので、動脈硬化になりやすくなるのです。
大麦若葉に含まれるSOD酵素やクロロフィルは、抗酸化力で動脈硬化を軽減させる働きがありますし、他にも多くのミネラルやビタミン(カルシウム、亜鉛、マンガン、銅、鉄、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンK、βカロテンなど)も動脈硬化のリスクを下げます。また、食物繊維も豊富で、脂質やコレステロールの吸収を抑えるとされています。
体内水分を整え血圧を下げる
高血圧は塩分を摂りすぎてしまう現代人にとって、さまざまな病気のリスク要因となり大敵です。塩分を体外に出し、ため込みすぎた水分を外に出してくれるのがカリウムです。大麦若葉はカリウムの含有量が高いため、高血圧の予防やむくみの改善に効果が期待できます。
ダイエットのお供にも!
大麦若葉には食物繊維が豊富に含まれているため、満腹感の向上に役立ちます。また、食物繊維には血糖値の上昇を緩やかにする効果もあり、脂肪の蓄積がされにくくなります。さらに便秘の改善や腸内環境をよくする効果もあり、体の内側から健康になることも期待できます。
糖尿病にも効果的?
大麦若葉は糖尿病の予防にも効果があります。というのも、大麦若葉に多い食物繊維には血糖値の上昇を緩やかにする効果があるためです。また、糖尿病の治療の大きな柱は食事療法。大麦若葉は、バランスの摂れた栄養摂取をサポートし、糖尿病の進行を防ぐのにも役立ちます。
大麦若葉に含まれる栄養とは?!他の青汁との比較も?
大麦若葉には、コレステロール値を下げるといった健康にうれしい効果がたくさんありますが、これはたくさんの栄養素が含まれているからです。ここでは、青汁の原材料として使用される代表的な野菜「ケール」と比較して、その栄養成分に注目してみます。青汁の選び方の参考にどうぞ!
大麦若葉に多い栄養成分
●食物繊維
便通や腸内環境を整えたり、血糖値の上昇を緩やかにする働きがある。大麦若葉には、ごぼうの約8倍もの食物繊維が含まれ、ケールよりも多い。
●鉄分
赤血球を作る働きがあり貧血予防に重要。含有量はプルーンの10倍以上でケールより多い。
●SOD酵素
最近注目されている酵素で、活性酸素を除去する抗酸化作用がある。その他動脈硬化等にも効果がある。
●クロロフィル
葉緑体とも呼ばれ、植物に含まれる緑色の色素のこと。抗酸化作用でコレステロールを下げ、ガン予防にも関与する。その他、造血作用や解毒作用も持つ。
●カリウム
体内の塩分(ナトリウム)と水分の量を調整する。塩分過剰となれば、水分とともに余分なナトリウムと水を排出し、高血圧を予防する働きがある。大麦若葉には、ほうれん草の約4~5倍のカリウムが含まれる。
●ビタミンC
疲労回復に効果的なビタミンとされ、抵抗力を高めたり、コラーゲンの合成に関わり日焼けの予防や肌の調子を整える効果もある。ほうれん草の約20~30倍ものビタミンCを含み、含有量はケールよりも多い。
【参考】特集:SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)-コスモ・バイオ株式会社
葉緑素(クロロフィル) -わかさの秘密
カリウム -e-ヘルスネット(厚生労働省)
ビタミンCの働きと1日の摂取量 -公益財団法人長寿科学振興財団
ケールに多い栄養成分
ケールとは、地中海周辺を原産とするキャベツなどと同じアブラナ科の植物です。ケールも青汁の原材料としてとても有名ですが、大麦若葉とは含まれる栄養素が少し異なります。もちろん大麦若葉と同様に食物繊維やビタミン・ミネラルも含まれますが、ここでは特徴的なものを少し紹介しておきましょう。
●メラトニン
概日リズムに関わるホルモンで、体内でも生成されるホルモン。催眠作用があり、夜の寝つきをよくする効果がある。
●ルテイン
緑黄色野菜などにも含まれるカロテノイドの一種で強い抗酸化作用を持つ。またブルーライトなどの有害な光を吸収して眼を守る働きもある。
●ビタミンA
免疫機能に関わり、眼や皮膚の正常な機能を助けるビタミン。大麦若葉にも含まれている。
【参考】メラトニン -e-ヘルスネット(厚生労働省)
ルテインとは-わかさ生活
ビタミンAの働きと1日の摂取量 -公益財団法人長寿科学振興財団
このように比較すると、大麦若葉は抗酸化力があるため生活習慣病に効果があり、ケールは不眠や眼病・眼精疲労に効果があると言えます。また、ケールは青臭さや苦味がどうしてもありますので、もし青汁を始めるなら、初心者には大麦若葉のほうがおすすめと言えるでしょう。
おすすめ大麦若葉&注意点
おすすめの大麦若葉
ここで、まず小島屋の商品をご紹介させてください!
小島屋の大麦若葉は国産&無農薬&無添加にこだわりました。葉をそのまま加工するので、農薬不使用は嬉しいですよね。また砂糖入りのものや添加物入りのものを選んでしまうと、効果が十分に得られにくくなりますので、やはり無添加のものがおすすめです。青汁にしても抹茶のような風味で、これなら美味しく飲めるというお客様のお声も多くいただいています♪
おすすめの召し上がり方と注意点
一番お手軽な取り入れ方は、やはり青汁としてドリンクにすることですね。1日1回、1杯約3gの大麦若葉に100㏄のお水を混ぜていただくのが程よいでしょう。また、牛乳と混ぜてラテ風にしたりしても飲みやすくなります。
(※ただし、青汁を飲んではいけない人もいるのでご注意を。大麦若葉をはじめとする青汁にはビタミンKが含まれており、血液凝固剤であるワーファリン(ワルファリン)と併用するとその効果が減弱することがあります。そのため、この薬を飲んでいる人は青汁は避けたほうが良いでしょう。)
大麦若葉は青汁というイメージが強いですが、粉末の大麦若葉は実はそれ以外にも使えます!パンやお菓子などの生地に混ぜ込むと、鮮やかな色の一品に。この「3色ホットケーキ」は、ホットケーキの生地に大麦若葉を混ぜ込んでいます。栄養も摂れる上に、見た目もおしゃれなのでおすすめですよ。
大麦若葉を取り入れて健康生活へ!
大麦若葉は、多くの健康効果&パワーを持ち、青汁としても飲みやすい!ということがお分かりいただけたと思います♪大麦若葉の栄養を美味しくチャージして、病気に負けない生活をゲットしましょう!
#青汁#大麦若葉#効果#効能#栄養#健康#サポート#原材料
よくある質問
-
青汁は朝と夜のどっちに飲むと良い?
-
青汁には基本的に飲んでダメなタイミングというのはありません。毎日適量を続けていく事が体質の改善につながっていきますので、それぞれの飲みやすいタイミングがいいでしょう。
大麦若葉の青汁</a >は緑臭さが少なく飲みやすいので、朝からご飯をがっつり食べるのはつらい、時間がないという方も多いと思いますので、朝をお薦めします。
因みに、ケールの青汁はメラトニンを含むと言われるため、夜の寝つきがよくなるとされるので、夜がお薦めです。 -
青汁を毎日飲むとどうなる?
-
大麦若葉などの青汁には食物繊維が豊富に含まれますので、青汁の飲み過ぎは食物繊維の過剰摂取になってしまう場合があります。
食物繊維は便通の改善に効果的と言われますが、過剰にとってしまうと腹痛などの原因にもなりますので、適量をお薦めします。 -
青汁は体に本当に良い?
-
青汁には豊富な食物繊維が含まれます。飲み続ける事で、食物繊維によって腸内環境が改善されます。
腸内環境を整える事は、善玉菌と悪玉菌のバランスを整えることに繋がりますので、体内の免疫力が高まり、丈夫で健康な体作りに繋がると言われています。 -
大麦若葉は何に効きますか?
-
大麦若葉には、便通や腸内環境を整える効果、血糖値の上昇を緩やかにする効果、貧血予防、抗酸化作用、高血圧を予防する効果、疲労回復効果などの効果があります。これらは、大麦若葉に豊富な食物繊維、鉄分、SOD酵素、クロロフィル、カリウム、ビタミンCなどのためです。
-
大麦若葉と青汁の違いは何ですか?
-
青汁とは、緑黄色野菜など栄養豊富な野菜を絞った汁のこと。原材料としては、大麦若葉やケール、明日葉といったものが有名で、大麦若葉は青汁の原材料の1種ということになります。中でも大麦若葉は、野菜のような青臭さやクセがないのが特徴で、青汁としても人気の理由となっています。
-
青汁は一日何回飲めばいい?
-
青汁は1日1~2杯程度を継続的に飲みましょう。一度に大量に飲むのではなく、毎日適量を続けていく事が体質の改善につながるので、それぞれの飲みやすいタイミングを掴むのが良いです。
大麦若葉の青汁は緑臭さが少なく飲みやすいので、朝ごはんの補助として飲んでも良いですし、ケールの青汁はメラトニンを含み夜の寝つきがよくなるとされるので、夜もお薦めです。 -
大麦若葉 一日何杯?
-
大麦若葉の青汁は、1日の1~2杯が目安です。大麦若葉に副作用があるわけではありませんが、食物繊維が豊富なので、食物繊維の過剰摂取によりお腹の調子が悪くなる可能性もありますので、体調や体質に合わせて調整するのが良いでしょう。また、カリウムが豊富なので、腎臓病を患う人は摂取に注意が必要です。