アーモンドを毎日食べることで、健康や美容にうれしい効果が期待できます。飽きずに毎日食べるためにも、アーモンドのさまざまな食べ方や加工品の種類を知っておくと便利です。アーモンドミルクやオイルなど、加工品の栄養や取り入れ方も合わせてご紹介します。
アーモンドは美容と健康にうれしい栄養が詰まっている
アーモンドには、食物繊維やビタミンEなどの美容にも健康にも良いとされる栄養素が豊富です。ダイエットや美容のために、アーモンドを取り入れている方も多くいらっしゃいます。アーモンドに含まれる嬉しい栄養素のその効果と、形状による違いを解説します。
健康にも美肌にも嬉しいアーモンド効果
アーモンドに含まれる栄養素として、代表的なのが「ビタミンE」「ビタミンB2」「食物繊維」の3つです。ビタミンEは、ナッツの中でもアーモンドが特に多く含んでいる栄養素でもあります。
これらの栄養素により、
・便秘解消
・貧血予防
・血糖値の安定化
・血行促進
・シミやシワ予防
などの美容や健康に良い効果が期待できます。
その他の栄養素について、他のナッツと同様にアーモンドにもタンパク質やオメガ3脂肪酸、ミネラルなどが豊富に含まれていますので、間食や軽食で毎日少しずつ食べるのがおすすめです。
アーモンドミルクは美肌効果あり?
ご自宅で手作りもできるアーモンドミルクなら、料理にも使いやすく、飲み物なので手軽に摂取できます。市販品もありますが、アーモンドの成分がそのまま入っているので、アーモンドと同様に健康や美肌効果を得られるでしょう。
アーモンドミルクは、コップ1杯200mlあたり30kcalと低カロリーです。アーモンドをそのまま食べるよりも、脂質や糖質を控えることができます。
牛乳とは違い、牛乳や乳製品を使わないので、乳製品でアレルギーがある方でも料理などに活用できます。そのまま飲んだり、シリアルにかけたり、スムージーやスープにしてもいいですね。
アーモンドでダイエットできる?
美容にも健康にも良いとされるアーモンドですが、ダイエットにも効果的だと言われています。1日にアーモンドを25粒程度食べる、これを毎日続けるという方法です。
アーモンドには腸内環境を整えることで、便秘解消や血糖値の安定、美肌や美髪効果が期待できます。また、カリっとした食感で噛み応えがあるので、満腹中枢が刺激されて少しでも満足でき、腹持ちが良いことも、ダイエットで選ばれる理由と言えます。
間食をアーモンドに置き換えたり、朝食などの置き換えダイエットでアーモンドを取り入れるのがおすすめです。
アーモンドの加工品は用途に合わせて選ぼう!
アーモンドには、ミルクやバターなどのアーモンドを使った加工品や形状を変えて使いやすくしたものが多くあります。それらの違いや使い方をご紹介します。
アーモンドミルクはそのままでもOK!
アーモンドと水でご自宅でも作ることができるアーモンドミルクは、そのまま飲んでもOKです。液体なので、クリームシチューやポタージュなどの料理にも使いやすいですね。
アーモンドミルクの詳しい作り方はこちらをご覧ください。
トーストに!アーモンドバター
アーモンドバターをご存じでしょうか?アーモンドを原料としたスプレッドで、アーモンドの粒感が残っているのが特徴です。カルディや成城石井などでも販売されており、商品によって甘みの程度が異なります。
アーモンドバターは、ご自宅で作ることもできます。
フードプロセッサーなどで砕いたアーモンドと、バターやココナッツオイルなどとブレンドすれば完成です。お好みでハチミツやバニラエッセンスなどを加えても、おいしくいただけます。トーストやビスケットのスプレッドなどに、おすすめです。
料理用と美容に使えるアーモンドオイル
アーモンドオイルとは、アーモンドから抽出した植物性オイルのことです。古代ギリシャから重宝されてきたオイルでもあり、古い歴史があります。
アーモンドオイルには、サラダのドレッシングやお菓子作りにも使える食用のものと、マッサージなどのスキンケアに使う美容向けのものがあります。食用のアーモンドオイルは、オレイン酸が豊富で、植物性ということから、健康に良い油として選ばれることが多いです。
アーモンドの香ばしさもありますので、肉料理の風味付けにも活用されています。
美容向けのアーモンドオイルは、マッサージオイルやネイルケアオイルなど、全身に使用できるものが多いです。アーモンドオイルに含まれるオレイン酸が、乾燥から肌を守り、保湿する効果も持つため、美髪や美肌効果が期待できます。
購入する際は、食用か外用(美容)か目的に合わせて選びましょう。
アーモンドパウダーとアーモンドプードルの違いとは?
製菓材料としてよく見かける「アーモンドパウダー」ですが、別のお店では「アーモンドプードル」という商品も見かけますよね?実は、これらはどちらも同じものです。
英語で「パウダー」、フランス語では「プードル」
どちらも「粉」という意味で、”アーモンドを粉状にしたもの”なので、呼び方が違うだけなのです。
アーモンドパウダーは、タルトの土台やクッキーなどに混ぜ込むと、香ばしさと風味がより一層増し、サックリとした食感になります。
アーモンドを使ったお菓子などの商品やレシピをご紹介!
お菓子や手作りのスイーツでも、アーモンドは人気があります。健康や美容のためにも、毎日少しずつ食べるのがおすすめです。アーモンドを使ったお菓子の健康効果や、毎日食べるためのアレンジレシピをご紹介します。
みんな大好き!アーモンドチョコレート
お菓子売り場でも良く見るアーモンドチョコレートですが、実は健康効果も期待されています。ハイカカオのチョコレートは、アーモンドとの相乗効果によって腸内環境が改善されたという研究結果もあるほどです。カカオに含まれるカカオプロテインには、血圧コントロールや整腸作用などの働きがあります。
健康や美容のためのアーモンドチョコレートを選ぶなら、カカオの成分が多いものを選ぶと良いでしょう。一般的なアーモンドチョコレートとダークチョコレートとの比較から、カロリーを控えたい方やダイエット中の間食としても、おすすめです。
食感もざっくり!サクサクして美味しいアーモンドクッキー
市販品としても人気のあるアーモンドクッキーは、お店や作り方によって種類も形もさまざまです。よく見られるのは、森永のビスケットでおなじみの、丸い形にクラッシュしたアーモンドが入っているものでしょうか。
アーモンドクッキーは、生地と一緒にアーモンドが混ぜ込まれて焼成されているものが多く見られますが、スライスアーモンドをたっぷり使った「フロランタン」もおいしいですよね!
サクサクの食感と、アーモンドの香ばしさがクセになります。ご自宅でも作ることができますので、ぜひお試しください。
フロランタンの詳しいレシピはこちらからどうぞ。
アーモンドジュースとアーモンドミルクはどう違う?
中国にあるアーモンドジュースは「杏の種から作られたトロピカル飲料」で「露露(ルールー)」と呼ばれる飲み物です。杏とアーモンドは同じ仲間なので、高価な杏仁霜の代用品として使われることがあります。原材料にもアーモンドと表記されているため、アーモンドジュースとも呼ばれているようです。
杏仁とアーモンドは別物ですので、お間違えの無いようにご注意ください。
アーモンドミルクは、アーモンドと水をミキサーにかけて作ることができ、スムージーやデザートなどに活用できます。アーモンドの栄養を手軽に取ることができるので、おすすめです。アーモンドミルクの詳しい作り方はこちらをご覧ください。
アーモンドプロテインで美肌や腸活!
アーモンド由来の植物性たんぱく質が主役の、アーモンドプロテインという商品があります。他のプロテインに比べると、アーモンド由来の食物繊維やビタミンEが豊富です。運動することで汗と共に不足しがちなミネラルの補給ができる点も、優れていると言えます。
アーモンドプロテインは、お店では珍しい商品かもしれません。別の方法としては、アーモンドミルクでプロテインを割って飲む方法があります。これなら手に入りやすく、手軽に試すこともできますね。アーモンドミルクは、牛乳だとお腹が緩くなる方やカロリーを押さえたい方にもおすすめです。
カルシウムたっぷりアーモンドフィッシュ
お菓子や給食などでも愛されているアーモンドフィッシュですが、実は1980年頃にとある食品会社によって発明されたものというのをご存じでしょうか?
広島にある水産会社が、子どもたちのカルシウム不足を補うために考案されたそうです。骨の育成に欠かせないカルシウムたっぷりの小魚を、おいしく食べてもらうためにアーモンドと混ぜたアイデアが採用されました。
現在では、全国の学校給食で提供されており、大人向けのおつまみや小分けパックの商品も見かけますね。業務スーパーやコストコなどにもあります。
アーモンドフィッシュは小魚とアーモンドの組み合わせや味付けによって、種類も豊富なんです!手作りすることもできますので、ぜひお気に入りのアーモンドフィッシュを探してみてください。
気分やお好みに合わせて素敵なアーモンドライフを!
アーモンドは、ローストしたものをそのまま食べるだけでもおいしいです。ローストしたアーモンドを塩味で、キャラメリゼして、シナモンで、といったアレンジもできます。アーモンドミルクにすることで、ドリンクとして手軽に取り入れたり、料理やお菓子作りにも活用できますので、無理なく続けることもできると思います。
市販品としてアーモンドを使ったスイーツやお菓子も豊富ですので、お気に入りのアーモンドを見つけて、ぜひ続けてみてください。
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