パリパリ・カリッとした食感と塩加減が特徴のジャイアントコーン。ミックスナッツにもよく入っている、人気のおつまみです。ナッツと一緒にされがちですが、実は原材料はとうもろこし。しかも、生産量の少ない貴重なとうもろこしを使っているのをご存知でしょうか?
そこで今回は、東京上野・アメ横で1956年から続くナッツとドライフルーツの専門店・小島屋の視点から、ジャイアントコーンの特徴や歴史についてご紹介!おすすめの食べ方や気になるカロリー・栄養価についても解説します。
グリコさんのジャイアントコーンしか知らなかった!という方は、ぜひ「ナッツ」のジャイアントコーンも憶えて頂けると嬉しいです♪
ジャイアントコーンとは?
原産と歴史について
ジャイアントコーンの原産地は、ペルーのウルバンバ地方。インカ帝国の中心クスコよりも、さらに奥に入った標高2900mの地です。空中都市マチュピチュとクスコの中間にあり、歴史的に「聖なる谷」とも呼ばれてきました。
ジャイアントコーンは、この限られた土地でしか育ちません。同じ品種を違う場所で育てても、粒の小さいコーンになってしまうそうです。遺伝子組み換えもできず、大量生産ができない貴重な植物と言えます。
原料はとうもろこし!
ジャイアントコーンは、その名の通り、Giant(ジャイアント=巨大なもの)+Corn(コーン=とうもろこし)。つまり、粒の大きいとうもろこしを使った食べ物です。とうもろこしの実を乾燥させ、それをフライにすることで作られます。
ミックスナッツに入っていることからナッツと思われがちですが、実はイネ科とうもろこし属で穀物の1種です。
ジャイアントコーンの特徴
ここからは、そんなジャイアントコーンについて押さえておくべき特徴やポイントを見ていきましょう。気になるカロリーや栄養価などについても解説しますよ。
①原料の産地が限られている
まず1つ目の特徴として、原料であるジャイアントコーンという植物の生産地が非常に限られていることが挙げられます。
「ジャイアントコーンはミックスナッツのかさ増しのために入っている!」と思われがちですが、前述したように、ペルーの中でも一部の地域でしか育たないので貴重な食材なのです。ジャイアントコーンだけの商品も、人気がありますよ。
②カリッとした食感が重要!
ジャイアントコーンといえば、パリパリ・カリッとした食感。こちらも大きな特徴と言えるでしょう。湿気てしまったジャイアントコーンはこの食感がなくなり、残念ですよね。また、このハードな食感のおかげで、満腹感やストレス解消にも役立つとされています。
③意外とカロリー低め!腹持ち良し!
ジャイアントコーンのカロリーにも注目してみましょう。ジャイアントコーンはフライされているので、カロリーがとてつもなく高い!と思っている人も多いですが、実際はどうでしょうか?ここで、主なおつまみ・お菓子のカロリー・糖質・脂質を紹介しておきます。(値は100gあたり)
カロリー | 糖質 | 脂質 | |
ジャイアントコーン | 435kcal | 66.1g | 11.8g |
ポテトチップス | 554kcal | 50.5g | 35.2g |
ポップコーン | 484kcal | 50.3g | 22.8g |
バターピーナッツ | 250mg | 50.3g | 22.8g |
アーモンド(煎り) | 608kcal | 9.7g | 54.1g |
【参考】日本食品標準成分表2015年版(七訂)-厚生労働省
※糖質=(炭水化物-食物繊維)gで計算
一般的に、スナック菓子はカロリーが100gあたり500kcal前後くらいのものが多いですが、ジャイアントコーンはそれに比べるとややカロリー抑えめと言えるでしょう。また、食感があり食物繊維も多く含むことから、腹持ちがとても良いのも特徴です。
とはいえ、ごはん1杯分(約240kcal)と比べるとはるかにカロリーが高く、また糖質も多めなので、食べ過ぎには注意が必要ですね。
④栄養素も豊富
単なるおつまみと思われがちなジャイアントコーンですが、意外と豊富な栄養素を含んでいるのも特徴です。ここでは、一般的なとうもろこしと主な栄養素を比較してみました。
ジャイアントコーン | とうもろこし | |
カロリー | 435kcal | 350kcal |
炭水化物 | 76.6g | 70.6g |
食物繊維 | 10.5g | 9.0g |
マグネシウム | 88mg | 75mg |
鉄 | 1.3g | 1.9g |
亜鉛 | 1.6g | 1.7g |
α-トコフェロール | 1.4mg | 1.0mg |
葉酸 | 12μg | 28μg |
【参考】日本食品標準成分表2015年版(七訂)-厚生労働省
※とうもろこしは「とうもろこし 玄穀 黄色種」の値を参考
とうもろこしの方が多い栄養素もありますが、食物繊維やマグネシウム、α-トコフェロール(ビタミンE)はジャイアントコーンのほうが多いことがわかります。
ちなみに、ビタミンEは抗酸化作用のあるビタミン。血行や冷え性の改善にも効果があるとされていますよ。
おすすめの食べ方は?
おつまみ・おやつにぴったり!
食べ方を説明するまでもありませんが、ジャイアントコーンはおつまみにおすすめ!お酒のおつまみにはもちろん、お子様のおやつやお茶菓子など、いろいろ活用してみてください♪程よい塩加減とハードな食感が病みつきになりますよ。
スープ・サラダに入れることも
おつまみだけでなく、料理にも使えるのがジャイアントコーンのポイント。生産地ペルーでは、スープに入れられることもよくあるそうです。日本に売られているジャイアントコーンはほとんどがフライですが、そのままコンソメスープの具材にもなりますよ。
また、砕いてサラダにトッピングするのもおすすめです。程よい塩気と食感がプラスされ、食べ応えのあるサラダになるでしょう。
ジャイアントコーンは種類もいろいろ!
実はジャイアントコーンは、味のバリエーションも豊富なんです。タイミングや合わせる飲み物によって好みの味を選ぶのも、楽しみの1つですよ!そこで、小島屋では5種類の味をご用意しています。
小島屋のジャイアントコーンは、塩味・辛マヨ味・コーンポタージュ味・ピリ辛味・カレー味の5種類。味変におすすめの辛マヨ・カレー味や、甘さが特徴のコンポタ味、刺激が欲しい時のピリ辛など、気分に合わせて選んでみてください!
(※小島屋のジャイアントコーンのこだわりや特徴については、以下の記事もどうぞ↓↓)
≪ジャイアントコーンの人気ランキング!人気ベスト5は?たくさんの種類や新作からおすすめを紹介≫
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ジャイアントコーンの
味の違いと選び方ジャイアントコーンはナッツではなく、その名の通りコーン(とうもろこし)です。ペルーでのみ収穫さえる大粒のとうもろこしをフライにしたもので、ガリっとした香ばしい歯ごたえが人気です。
色々な味付けをされて販売されており、一番人気はやはり王道の塩味のジャイアントコーンです。おつまみにピリッと辛いガーリックペッパーや辛子マヨネーズ味。おやつにぴったりのコーンポタージュ味やカレー味もあり、その時の気分で選ぶのがお薦めです。
おつまみにはジャイアントコーンがおすすめ!
ジャイアントコーンは、産地の少ない貴重な食材でありながら、おつまみやお菓子・お料理にも活躍するおすすめの食べ物。さらに、嬉しい栄養素も含んでいます。一度食べると、塩気と食感が病みつきになること間違いなしですので、ぜひお試しください♪
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よくある質問
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ジャイアントコーンの原型は何ですか?
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ジャイアントコーンの原産地は、ペルーのウルバンバ地方。ジャイアントコーンは、この限られた土地でしか育ちません。同じ品種を違う場所で育てても、粒の小さいコーンになってしまうそうです。遺伝子組み換えもできず、大量生産ができない貴重な植物と言えます。基本的には、粒の大きいとうもろこしの実を乾燥させ、それをフライにすることで作られます。
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ジャイアントコーンと普通のコーンの違いは何ですか?
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ジャイアントコーンの原産地は、ペルーのウルバンバ地方。通常のコーンと異なり、ジャイアントコーンは、この限られた土地でしか育ちません。同じ品種を違う場所で育てても、粒の小さいコーンになってしまうそうです。遺伝子組み換えもできず、大量生産ができない貴重な植物と言えます。1粒の大きさが2㎝ほどと大きいのが特徴です。
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ジャイアントコーン なんの豆?
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ジャイアントコーンは、イネ科とうもろこし属で穀物の1種です。ジャイアントコーンの原産地は、ペルーのウルバンバ地方。ジャイアントコーンは、この限られた土地でしか育ちません。遺伝子組み換えもできず、大量生産ができない貴重な植物と言えます。