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もうすぐ土用の丑の日!暑い夏こそ体に良いナッツをプラス~うなぎにも負けないナッツの栄養価とは~

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最終更新日:24.10.02

夏にこそ食べたいナッツの栄養と効果とは

毎年7月頃になると、「土用の丑の日」としてうなぎがスーパーに並びますね。これは「精をつけるためにうなぎを!」という風習ですが、つまりは暑い夏こそ栄養のある食べ物を食べよう、というわけですね。

栄養価の高い食べ物というと、体に良いと話題のナッツも、うなぎに負けないほどの栄養価を持っています。実は7月22日はナッツの日とされており、夏はナッツもおすすめの食べ物なのです。

そこで今回は、うなぎとナッツの栄養素を徹底比較してみました!また、東京上野・アメ横で1956年から続くナッツとドライフルーツの専門店・小島屋がおすすめするナッツもご紹介するのでぜひご賞味ください♪

「土用の丑の日」は何の日?

「土用の丑の日=うなぎ」の理由

「土用」とは、立夏・立秋・立冬・立春直前の約18日間のこと。土用の丑の日とは、日付を十二支で表した時に、土用の中にある日のことで、実は1年に4回以上もあるものなんです。このように、体調が変わりやすい季節の変わり目に栄養のあるものを食べよう、と始まったのが土用の丑の日でした。

丑(うし)の日ということで「う」が着く食べ物が良いとされ、特に夏バテしやすい立夏前に、栄養価が高いとされたうなぎが食べられるようになったそうです。万葉集にも「夏痩せに~鰻とり召せ」とうなぎが登場し、古くからの文化であることがわかります。

ナッツはうなぎより栄養価が高い

ナッツには「う」という文字はつきませんが、実はうなぎに負けず栄養価が高い食べ物です。季節の変わり目にはもちろん、普段から食べるのにもおすすめの食べ物なのですよ。

また、土用の丑の日は毎年7月頃ですが、実はナッツの日も7月。7月22日はナッツの日です。暑い季節の夏バテ予防として、うなぎだけでなくナッツもぜひ食べてほしい食べ物だと言えます。続いては、実際にナッツとうなぎの栄養成分を比較してみましょう。

ナッツとうなぎの栄養成分表比較

夏バテや疲労の時によく飲まれる滋養強壮剤の多くには、エネルギーの産生を促すビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、パントテン酸(ビタミンB群の一種)や、血流促進により新陳代謝をあげるα-トコフェロール(ビタミンE)などの栄養素が含まれています。ナッツやうなぎも、これらの栄養成分を含んでいます。

(100gあたり) うなぎ(蒲焼き) アーモンド(いり無塩) くるみ(いり) カシューナッツ(フライ味付け) マカダミアナッツ(いり味付け) ピスタチオ(いり味付け) かぼちゃの種(いり味付け)
カロリー(kcal) 285 608 713 591 751 617 590
炭水化物(g) 3.1 20.7 11.7 26.7 12.2 20.9 12.0
タンパク質(g) 23.0 20.3 14.6 19.8 8.3 17.4 26.5
不飽和脂肪酸(g) 13.24 47.74 60.54 35.82 60.79 47.34 37.6
飽和脂肪酸(g) 5.32 4.13 6.87 9.97 12.46 6.15 9.03
食物繊維(g) (0) 11.0 7.5 6.7 6.2 9.2 7.3
ビタミンB1(mg) 0.75 0.03 0.26 0.54 0.21 0.43 0.21
ビタミンB2(mg) 0.74 1.04 0.15 0.18 0.09 0.24 0.19
ビタミンB6(mg) 0.09 0.08 0.49 0.36 0.21 1.22 0.16
パントテン酸(mg) 1.29 0.26 0.67 1.32 0.50 1.06 0.65
α-トコフェロール(mg) 4.9 29 1.2 0.6 Tr 1.4 0.6
カリウム(mg) 300 740 540 590 300 970 840
マグネシウム(mg) 15 310 150 240 94 120 530
カルシウム(mg) 150 260 85 38 47 120 44
鉄(mg) 0.8 3.7 2.6 4.8 1.3 3.0 6.5
亜鉛(mg) 2.7 3.7 2.6 5.4 0.7 2.5 7.7

【参考】日本食品標準成分表2020年版(八訂)-文部科学省

100gあたりの比較では、ナッツはカリウム・マグネシウム・カルシウム・鉄といったミネラル、食物繊維、体に良い脂質である不飽和脂肪酸が特に多く、含有量はうなぎに勝っていることがわかります。

ビタミンB群は、ナッツの種類にもよりますが概ね同レベル程度と言えるでしょう。特に、ビタミンB1はカシューナッツ、ビタミンB2はアーモンド、ビタミンB6はピスタチオ、パントテン酸はカシューナッツ・ピスタチオに豊富です。

ただ、ナッツは1度に100gも食べられないのに対し、うなぎの1人分量は80~100gなので、1食分の栄養を比較するとうなぎの方が多いです。しかし、毎日うなぎを食べるわけにもいきません。その点、ナッツは日々の補食に取り入れやすく夏の栄養補給にぴったりと言えるでしょう。

夏に嬉しいナッツの効果・効能とは

うなぎにも負けない栄養価をもつナッツは、その健康効果も注目されています。ここで、夏に嬉しいナッツの効果を見ておきましょう。また、効果を発揮しやすいナッツもご紹介します。

効果①冷えの予防

暑い夏に「冷え」の心配?と思われるかもしれませんが、夏はオフィスなど施設のクーラーにより体が冷えたり、またついつい冷たいものを食べてしまうために体を冷やしてしまいやすい季節でもあります。

ナッツには、代謝を上げエネルギー産生を促進するビタミンB群や、血行をよくするビタミンEが含まれるため、冷え性や肩こりの予防に効果が期待できます。ビタミンB群はアーモンド・カシューナッツ・ピスタチオ、ビタミンEはアーモンドに豊富です。

効果②貧血予防

夏は、汗とともに鉄分などのミネラルが流れ出てしまいます。そのため、普段以上に貧血に注意が必要です。ナッツには鉄分が豊富で、こまめな鉄分補給ができるので貧血対策におすすめです。特に、かぼちゃの種・カシューナッツ・アーモンドが鉄分豊富です。

ちなみに、鉄分は食べ合わせによって吸収率が大きく変わる栄養素です。ビタミンCやタンパク質と一緒に摂取すると、鉄分の吸収率が上がることが知られています。逆に、紅茶などに含まれるタンニンは鉄の吸収を妨げます。体に良い効果を得るには、合わせる飲み物にも注意が必要ですね。

(※鉄分不足による症状、鉄分の多いナッツについては、以下の記事もご参照ください↓↓)
≪その症状、鉄分不足?!貧血で起こる症状を徹底解説!鉄分補給におすすめの食べ物はナッツ?!≫ 

効果③便秘の解消に

夏は体内の水分量が低下するうえ、夏バテによる食生活の乱れ・運動不足などにより便秘になりやすいとされています。便秘の解消と腸内環境の改善に有効なのが、食物繊維です。

ナッツには食物繊維が豊富で、不足しがちな食物繊維を補うのにぴったりですよ。どのナッツも食物繊維が豊富ですが、アーモンド・ピスタチオ・くるみは特に含有量が多いですね。

(※ナッツの便秘解消効果については、以下の記事もご参照ください↓↓)
≪ナッツは便秘の解消におすすめ!整腸作用などお腹に嬉しい理由を解説!便秘に効くナッツ3選も≫

効果④こむら返り予防にも

筋肉の痙攣であるこむら返りは、ミネラルや水分の不足が1つの原因です。また、クーラーによる極端な冷えも原因とされます。冷えやすくミネラル不足になりやすい夏は、特に対策が必要と言えるでしょう。

筋肉はミネラルのバランスが保たれることで機能しますが、特に重要なのが、ミネラル同士のバランスを調整するマグネシウムです。ナッツはマグネシウムが豊富なので、夏には積極的に摂取したいですね。かぼちゃの種・カシューナッツ・アーモンドがおすすめです。

(※マグネシウム不足による症状についてはこちらの記事もご参照ください↓↓)
≪知らないと損するマグネシウム不足のはなし~身近な不調や症状もマグネシウム不足のせいかも?~≫

夏のナッツの効果的な食べ方

1日の摂取目安量

ナッツの1日の摂取量は、1日30g(手のひらに軽く一杯)程度とされています。カロリーで言うと200kcal程度になります。日々の間食にぴったりの量ですよ。

ナッツはカロリーが高めなので、うなぎのように一度に100g近くも食べることはできません。一度にたくさんではなく、毎日少しずつ取り入れるのがポイントです。

料理のレシピにも使えるナッツ

ナッツといえばおつまみ・おやつとして食べるのをイメージされると思いますが、以下で紹介するレシピのように、料理の食材としても使えますよ。

食感と香ばしさがプラスされ、栄養価だけでなく美味しさも高まります。

ナッツはサラダとの相性も抜群。冷たいサラダにナッツを散らすだけで栄養UPできます。チーズとの相性はもちろん、ドレッシングとも合うので、手軽にナッツをプラスしてみてください♪

おすすめナッツのご紹介

ここで、夏の間食におすすめのナッツを紹介しましょう。

【世界中から8種類のカシューナッツが勢揃い】

カシューナッツは、ビタミンB1・パントテン酸が豊富でエネルギーを作りやすくするうえ、鉄分・マグネシウムといったミネラルも豊富なので、栄養補助にも嬉しいナッツです。ナッツは基本的に、健康のためには無塩の素焼きタイプが良いですが、夏なので少し塩味がついたものを選ぶのも良いでしょう。

(※カシューナッツの栄養素・効果については以下の記事もご参照ください↓↓)
≪カシューナッツは美肌や健康が喜ぶ栄養がたっぷり!効果的で最適な食べ方もご紹介≫

【世界中から12種類のアーモンドが勢揃い】

アーモンドは、食物繊維とビタミンEが特に豊富で、血行の促進に役立ちます。また、代謝アップに嬉しいビタミンB2や、不足しがちなミネラルであるカルシウム・マグネシウム・鉄が多いのも嬉しいポイントです。こちらも夏の暑い時期は、少し塩味のついたうす塩や、甘いハニーバターなどもおすすめです♪

(※アーモンドの効果・栄養素については以下の記事もご参照ください↓↓)
≪アーモンドの効果で健康に!アンチエイジングや美容にも効能が?効果的な食べ方も紹介!≫

【素焼きからおつまみまで色々な種類のミックスナッツ】

1種類のナッツだけじゃ物足りない!飽きてしまう!という方にはミックスナッツがおすすめ。ナッツの栄養素は種類によって異なるので、まんべんなく栄養素を摂取したいという方にもぴったりです。小島屋のミックスナッツは、種類別に個別焙煎しているため、それぞれのナッツの味が引き立ち、美味しいですよ♪

暑い夏こそナッツで栄養補給しよう

ナッツは、うなぎと比較しても引けを取らないほど栄養価が高いです。ビタミンやミネラルなど、多くの栄養素を摂取できるので、夏バテ対策としてナッツを間食に取り入れるのもおすすめ♪おいしいおやつで、暑い夏を乗り切りましょう!

#土用の丑の日#ナッツ#ウナギ#うなぎ#栄養素#おすすめ#食べ方

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あんこ

この記事を書いた人

あんこ

元看護師。食生活アドバイザー3級。4年間の看護師生活で、生活習慣病をはじめ様々な疾患の患者と出会い、病気になる前の健康づくり・食事の重要性を実感する。「良く食べることは良く生きること」をモットーに、健康的な食生活を実践中。小島屋店主の「ナッツとドライフルーツを通じて、楽しく美味しく健康的な生活のサポートをしていきたい」という思いからオファーを受けて小島屋に参画し、2020年12月より小島屋のよみものを担当。現在は、栄養や疾患の知識をもとに健康に関する記事を執筆する。

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