寒くなると食べたくなるさつまいも、最近はヘルシーなスイーツとしても人気が出ています。今回は、このさつまいもについてまとめたいと思います。
焼き芋にむいている品種や保存方法、さつまいものおすすめレシピなど内容盛りだくさんでご紹介しようと思いますので、ぜひご覧ください。
焼き芋におすすめの品種は?
さつまいもには、ねっとり系とほくほく系に2つのタイプがある
さつまいもと言えば焼き芋が思い浮かぶ方も多いと思います。
せっかく焼き芋を作るなら、おいしいさつまいもを使って作りたいですよね。
さつまいもといっても、スーパーでもいろんな種類が出回っていますね!
どのさつまいもの品種が焼き芋にむいているのでしょうか?
また、食べる方の好みもあると思います。
ねっとり系が好きな方。ほくほく系が好きな方。さっぱりした甘さが好みの方。濃厚な甘味が好みの方。
料理菓子研究家の若山曜子先生の著書によりますと、
“さつまいもは大きく分けると「ねっとり」と「ほくほく」の2つのタイプがあります。ねっとり系はいわゆる「蜜いも」と呼ばれるさつまいも。安納芋や紅はるかが有名です。”
“ほくほく系は昔ながらのほっくりとしたさつまいも。水分が少なく、粉っぽい食感で、さっぱりとした上品な甘さが楽しめます。東ではベニアズマ、西では高系14号が代表的な品種です”
とあります。
食感の特徴として、
ねっとり系は「安納芋」や「紅はるか」が有名なんですね。
ほくほく系は「紅あずま」、「高系14号」などが有名ということです。
干し芋のおすすめは?
またさつまいもと言えば干し芋も人気ですね。
干し芋も食感の好き好きによって選び分けるのが良いと思いますが、
干し芋はねっとりした食感が好きという方が多いので、
個人的には 紅はるかの方が 干し芋には向いていると思います。
紅あずま、紅はるかの見た目の特徴
ここではさつまいもの青果として生産量が多い紅あずま、紅はるかの特徴を説明します。
紅あずま…鮮やかな濃赤紫色の皮と、ホクホクとした黄色い肉食が特徴のさつまいもです。黄色の肉色は、紅はるかよりもやや濃い色調です。
紅はるか…赤紫色の皮で、他のさつまいもと比べてやや明るい赤紫色をしています。表面は滑らかで凸凹が少なく、太さは一般的なさつまいもよりもやや細長く、整った紡錘形(つむがた)をしています。肉色は黄白色で、加熱すると鮮やかな黄色になります。
ねっとりとした食感が特徴です。
いろんな種類のさつまいもを手に入れて、さつまいもの違いを食べ比べても楽しそうですね!
さつまいもの選び方
一言でさつまいもと言っても、スーパーや道の駅でいろいろなさつまいもが並んでいるとどれを買っていいか迷いますよね。
こちらでは形や重さなど選ぶときに参考にしてほしいポイントをまとめてみました。
【皮の色や形】
皮が鮮やかでムラがなく、ふっくらとした形のもの。表面に傷や変色がある場合は、傷んでいる可能性があるので注意してください。
【重さ】
持ってみると、ずしりと重みがあるもの。
【ツヤ】
皮表面にツヤがあり、みずみずしさがあるもの。
【ひげ根】
ひげ根の跡が多く、均一に並んでいるもの。ひげ根が生えたままのものは、繊維が多く筋っぽい場合が多いので、避けてください。
【アメ色の蜜】
糖度が高いものは切り口にアメ色の蜜が染み出てくるので、黒い蜜の跡があるものは甘いと言われています。
さつまいもの旬はいつ?おいしい食べごろは?
さつまいもの旬の時期・季節は、栽培されている地域によっても異なりますが、10〜1月の秋から冬にかけてです。 収穫時期は8〜11月頃ですが、食べ頃は収穫直後ではなく、少し寝かせて熟成させた10〜1月にかけてになります。 時間を置くことで、より甘味が増して甘く濃厚な風味を楽しめるようになります
さつまいもの保存方法
おいしいさつまいもを、できるだけ長く楽しみたいですね!
ここではさつまいもの保存方法をご紹介します。
さつまいもの保存は13℃〜15℃が適した温度と言われています。
さつまいもは18℃以上になると芽が出てしまう。また10度以下だと低温障害を起こし、腐る原因となります。
1本ずつ新聞紙で包み、紙袋や麻袋、発泡スチロール(蓋なし)などに入れ、
風通しがよく、直射日光に当たらない場所で保存するのが良いでしょう。
加熱してチャック付き保存袋にいれ、冷凍保存もできます。
サツマイモのおすすめレシピ・簡単スイーツ・お菓子♪
おいしいさつまいも、旬の時期にさまざまな料理で味わいつくしたいですね。
ここではおすすめレシピをご紹介します。簡単なので子供さんと一緒に作ることもでき、老若男女にも人気のレシピです。
ぜひご家庭で作ってみてください。
いもけんぴ
材料
・さつまいも…1本(250g程度)
・砂糖…大さじ3
・食塩…少々
・水…大さじ1
・揚げ油…適量
作り方
1.さつまいもを細長く切る。皮付きか皮を剥くかはお好みで。(皮付きの方が栄養価は高いです。)水にさらしたあと、ペーパータオルなどで水気をしっかりとる。
2.170度に熱した油で1をカラッと揚げる。
3.フライパンに砂糖、水、食塩を少々入れて、加熱し、きつね色になったら、さつまいもを加えて、からめて出来上がり。
スイートポテト
材料
・さつまいも…1本(250g程度)
・砂糖…大さじ3
・牛乳…大さじ2
・バター…10g
・卵…1個
作り方
1.さつまいもは皮を剥き、一口大に切って、水にさらし、600Wのレンジで約5分加熱する。
2.1をつぶして、柔らかくしたら、砂糖、牛乳、バター、溶いた卵(卵はスイートポテトに塗る分大さじ1程度残しておく。)を加え、混ぜる。
3.小分けにして、形を整えます。(さつまいもの形や、まんまるなどお好みで。クッキーなどの型で抜いてもOK!)
4.鉄板に3を並べ、溶いた卵大さじ1を塗る。
5.オーブンを200℃に予熱してから約15分焼いて出来上がり。
いきなり団子
材料
A薄力粉…60g
A白玉粉…40g
A塩…小さじ1/3
・水…70g
・さつまいもの輪切り(幅1cm・直径5cm程度) …5枚
・粒あん…100g
作り方
1.(A)の材料を混ぜ、水を少しずつ加えながら、耳たぶくらいの柔らかさになるまでこねます。
2.さつまいもの上にあんこを乗せ、1で練った生地で包みます。
3.蒸気の上がった蒸し器に2を並べ入れ、約20分〜30分間蒸して出来上がり。
他にもおすすめは、「大学芋」、「豚汁などの具材として」、「やきいも」、「さつまいもチップス」、「さつまいもの天ぷら」などです。
ぜひぜひ、お好みのさつまいも料理・スイーツを作って楽しんでみてください。
さつまいもの栄養!腸活にもおすすめ!
さつまいもは食物繊維を多く含み、腸活にも、おすすめの食品です。
さらにヤラピンという成分が排泄を助け、便秘を防ぎます。
また体内の重要な代謝のに関わる補酵素となるビタミンB1やB2なども多く含みます。
またビタミンCも多く含み、抗酸化作用、皮膚の健康を保つ効果や免疫を高める効果が期待できます。さつまいものビタミンCは加熱しても壊れにくい特徴を持っています。
他にもむくみや高血圧予防に効果的なカリウムや妊婦さんにも大切な栄養素である葉酸も多く含んでいます。
骨や歯の形成に重要なカルシウムなども豊富に含まれています。
手軽においしいさつまいもをおやつで食べよう!小島屋の雪干しほしいも!
栄養豊富で、腸活にも素敵な効果をもたらしてくれるさつまいも。
お手軽におやつで食べれる干し芋はいかがでしょうか?
そこでおすすめしたいのが、小島屋の雪干しほしいもです。
ナッツやドライフルーツで口コミでも大人気のお店ですが、干し芋もとってもおいしい商品を取り扱っています。小島社長はなんとあの「マツコの知らない世界」にも出演された方!!
袋を開けた時にフワッとさつまいもの甘い香りが漂い、ひと口かじってムチムチと噛んでいると、じんわりと優しい甘さが染み出してきます。
しっとり、ねっちりしているので、さつまいもの繊維感はほぼ感じずに食べられます。
小島屋の雪干し干し芋の産地は、北海道沼田町です。北海道の紅はるかを、「雪ぼし」という製法で干し芋にしています。
と言っても単純に雪の下で保存するのではなく、雪保管庫という設備を作って、糖度をさらに上げるために保存しています。ただでさえ糖度が高く美味しい北海道のさつまいもを、雪の力でさらに美味しくし、丁寧にしっとりした干し芋に仕上げています。
原材料はさつまいも(紅はるか)のみで、添加物を一切使用しておりません。素朴なさつまいも本来の甘さをお楽しみ下さい♪
干し芋の販売時期は11月後半〜3月頃までの期間限定になります。
糖度の高い北海道産さつまいも(紅はるか)を、雪干しで作ったしっとり甘い雪干しほしいもです。
店主がしっかりと選んだ、手間暇かけられた北海道産干し芋は安心してとってもおいしく食べられます。簡単スイーツにアレンジしたり、プレゼントにもおすすめです!
またおうち時間で家カフェを楽しみたい方にもぴったりの一品です♪
温かいほうじ茶や緑茶、ブラックコーヒーや紅茶と一緒に、ぜひゆったりとお楽しみ下さい。体も心もほっこり温まります。
干し芋について詳しく知りたい方はこちらのブログも!
干し芋に向いている品種は? 美味しいさつまいも選びとおすすめのご紹介
まとめ
今回はさつまいもについてお伝えしましたがいかがでしたでしょうか?
寒くなってくると食べたくなるさつまいも、栄養もあるし、おいしいですね。
さつまいも料理をおうちで作って、ゆっくり楽しんだり、またはお手軽に小島屋の干し芋のおいしいおやつタイムに癒されてみるのはいかがでしょうか。皆さんがさつまいもでさらに心も体も元気になるといいなと思います。
この記事が皆さんのお役に立てるとうれしいです。
参考:「さつまいものお菓子」 著者 若山曜子 発行所 一般社団法人 家の光協会
「農家が教えるいもづくし」干し芋・焼きいも、料理・おやつ農文協 編
発行所 一般社団法人 農山漁村文化協会