ブラジルナッツに関するご質問
効果や栄養素について
ブラジルナッツは、ミネラルの宝庫と呼ばれるほど、栄養も豊富です。特にセレンというミネラルが非常に豊富に含まれています。セレンは、抗酸化作用が高く、体のサビつきを防ぎ、老化を予防する効果が期待できます。また、免疫力の向上や、甲状腺ホルモンの働きをサポートする働きも注目されています。
ブラジルナッツは、そのまま食べるのがおすすめです。加熱せずに食べることで、栄養素をより多く摂取できます。そのまま食べる以外でも、砕いてヨーグルトやサラダにトッピングしたり、お菓子作りに使うのも良いでしょう。また、料理では魚や鶏肉にパン粉の代わりに使ったり、和え物などに加えると、サクサクとした食感と共に、栄養素も補えます。
ブラジルナッツには、セレンの他にも、不飽和脂肪酸、ビタミンE、食物繊維、マグネシウムなどが豊富に含まれています。これらの栄養素は、心血管系の健康維持や、エネルギー代謝のサポートなど、さまざまな体の働きを助けてくれます。ミネラルの宝庫とも呼ばれていますが、セレンやマグネシウムの他に、骨や歯を健康に保つカルシウムとリンも豊富です。
ブラジルナッツを食べることで、抗酸化作用による老化予防、免疫力向上、甲状腺機能の改善、心血管系の健康維持、エネルギー代謝の向上などが期待できます。ナッツ全体としてビタミンEや良質な脂質が豊富に含まれていることから、アンチエイジング効果やコレステロール値の調整による生活習慣病の予防などの効果が期待されています。その他にも、ブラジルナッツ特有の強みとして、ミネラルによる骨の健康維持や疲労回復にも効果的とされています。
ダイエット中の栄養補給としても、ブラジルナッツはおすすめです。豊富な食物繊維と良質な脂質により、腸内環境の改善が期待できます。また、粒が大きく噛む回数も増えることから、満腹中枢を刺激して、食べ過ぎを防ぐ効果もあります。ダイエット中の方や女性にうれしいミネラルもたっぷり含まれているため、不足しがちな栄養素も補えるでしょう。
ブラジルナッツは1日に2粒までが適量と言われています。なぜかというと、セレンというミネラルの過剰摂取が懸念されるためです。セレンを摂り過ぎると、爪がもろくなったり、口臭がきつくなったり、筋肉や関節の痛くなったりする可能性があります。ブラジルナッツ1粒にセレンが100μg含まれています。また、脂質も多いことから、1日に食べる量は1~2粒程度にすることで、健康維持にも役立ちます。
ブラジルナッツは、セレンというミネラルが非常に豊富であることが大きな特徴です。セレンには細胞の酸化を防ぎ、抗酸化作用を発揮することで、アンチエイジング効果があります。また、セレンの他にも抗酸化作用を持つビタミンEや不飽和脂肪酸なども豊富に含まれることから、健康や美容に良い食品として知られています。
おすすめの食べ方/レシピについて
ブラジルナッツは、そのまま食べるのがおすすめです。噛み応えがあって、サクサクとした食感が楽しめます。その他にも、砕いてパスタやサラダにトッピングしたり、お菓子作りに使ったりするのもおすすめです。カリっとした食感が好き!という方には、オーブンなどでローストすると、より香ばしくなります。
ブラジルナッツを使った簡単レシピは、細かく砕いてパンケーキやグラノーラに混ぜ込むと、香ばしさが加わっておいしくいただけます。また、ナッツバターとしてパンに塗るのもおすすめです。また、スムージーやホットチョコレートに混ぜると、風味も増しておいしくなります。
- 参考ページ
- ブラジルナッツのクッキー 出典:クックパッド
朝食にブラジルナッツを取り入れるなら、ヨーグルトに砕いたブラジルナッツをトッピングしたり、シリアルに入れて食べるのも、サクサクっとした食感が楽しめます。サラダにトッピングすると、たんぱく質補給もでき、ブラジルナッツの風味と食感が味わえます。スナックとしては、ブラジルナッツをそのまま食べるのはもちろん、ナッツバターとしてパンやビスケットに塗ったり、塩味やローストしてみるなどのアレンジもおすすめです。
ブラジルナッツを使ったデザートレシピとしては、クッキーやケーキなどに混ぜたり、コーヒーやドリンクに砕いてトッピングしても、風味が豊かになります。また、チョコレートでコーティングしたり、ココアパウダーやシナモンなどで味付けして楽しむのも、おすすめのアレンジ方法です。ブラジルナッツは淡白な味なので、どんな食材ともよく馴染みやすいでしょう。
保存方法について
ブラジルナッツも他のナッツと同じように酸化しやすいので、直射日光を避けた冷暗所で密閉容器に入れて保存するのがおすすめです。冷蔵庫の野菜室で保存すると、温度が一定に保てるため、風味がより長持ちします。空気に触れないようにするために、チャック付きの密閉袋に小分けにして保存するのが、おすすめの方法です。
開封後は特に空気に触れる機会も多く、酸化しやすくなります。そのため、空気に触れさせない、温度を一定に保つ、最適な湿度に保つことが大切です。チャック付きの密閉袋に小分けにして、冷蔵庫の野菜室に入れて保管しましょう。小分けにしておくことで、空気に触れる頻度も少なくなり、結露を防ぐことができます。ブラジルナッツは乾燥にも弱いため、開封後はなるべく早めに食べきるようにしましょう。
湿気を防ぐためには、温度を一定に保つことも大切です。温度変化があると結露が起こり、袋の中で湿気ることがあります。ナッツの最適な保存温度である8~10℃を保てる場所、冷蔵庫の野菜室などで保管しましょう。もしもワインセラーがある場合は、そちらも適している環境と言えます。保管する際は大袋のままではなく、使う分など小分けにしておくと、余分な開閉を減らせるほか、使う分だけ取り出せるので便利です。
アレルギーと安全性について
ブラジルナッツは、ナッツアレルギーの原因となることがあります。ナッツアレルギーをお持ちの方は、摂取前に医師にご相談ください。また、ナッツの他に果物や大豆、マメ科植物などの食物アレルギーをお持ちの方も、交差反応を引き起こす可能性がありますので、その場合も専門医へご相談ください。ブラジルナッツによるアレルギー反応の例として、口や耳のかゆみ、喉の違和感やイガイガ、口のじんましん、皮膚や粘膜の腫れなどです。
ブラジルナッツにはセレンが豊富に含まれているため、食べ過ぎることでセレンの過剰摂取による症状が表れることがあります。セレンの耐容上限量(1日に食べても良い量の上限)は400μgのため、それ以上食べ続けると、爪がもろくなったり、口臭が発生したり、吐き気や下痢などの症状が表れる可能性がありますのでご注意ください。1日1~2粒を目安にしましょう。
種類と品種、産地について
ブラジルナッツは、主に殻付きと殻なしの2種類があります。といっても日本ではあまり見ることはない、貴重なナッツの一つです。殻付きは、風味が長持ちしますが、殻を割る手間がかかります。殻なしは、手軽に食べられますが、酸化しやすいという欠点があります。国内で流通しているのは、殻剥きのものがほとんどです。また、塩の有無やミックスナッツとしてブレンドされているものもあります。小島屋のブラジルナッツはブラジル産の新鮮な生のナッツです。
ブラジルナッツの風味は、産地や品種によって若干異なりますが、一般的には、バターのような濃厚でクリーミーな味わいが特徴です。ブラジルナッツは栽培種と野生種とあり、小島屋で取り扱っているものは野生種となります。野生種の場合、生産量に限りがあるため、それに伴って輸入される量も限られています。そのため、日本国内で手に入れるのが困難な、珍しいナッツでもあります。
ブラジルナッツという名前の通り、ブラジルやベネズエラなどの熱帯雨林にのみ生息する樹木です。日本では知名度も低く、そもそも生産できる場所にも限りがあるため、輸入量の少ない、とても珍しいナッツと言えます。アマゾン川流域などの原生林の植生の中でしか実をつけないものです。小島屋のブラジルナッツは、野生種の木から収穫され、手作業で厚い殻を取り除き、乾燥させた新鮮なブラジルナッツを仕入れております。