~ デーツの故郷をめぐる旅 ~
第1章:小島屋が行く デーツ畑視察ツアー
今回は、小島屋でも人気商品の一つ、マジョールデーツの産地
コンチュラバレーに行ってまいります。
コンチュラバレーというのは土地の名前でして、
カルフォルニアの東南に位置する場所です。
普段はカルフォルニア出張の場合は、サンフランシスコ空港へ
行く事が多いのですが、今回はカルフォルニア東南という事で、
ロサンゼルス空港へ♪
まぁ私の買い付け視察ではもう定番化していますが、
到着したらすぐに長距離移動です・・・
その距離 なんと300km…。
300kmってどのくらいの距離間かと言いますと、 東京から仙台、東京から名古屋、東京から新潟という感じでしょうか:苦笑
だいたいロサンゼルスを出発して1時間半くらい車で走り、
車窓から見える風景がこんな感じですね。
まだまだ山に緑が見えますね。
カルフォルニア深刻な水不足が続いておりますので、
自然に緑いっぱいの野山が続くという事は少ないですが、
それでもこれぐらいの緑はまだまだあります。
これまたカルフォルニアの恒例の写真ですが、
広い土地に、ずらーっと風力発電機が並びます。
今回は砂漠の方へ向かっていますので、平地が多いのか
行く途中、ここまで立てるか? って程の発電機の量でした。
さらに1時間半くらい車を走らせますと、車窓が変わります。
山に緑がかなり減り、周囲も砂ばかりで、砂漠・・・
砂漠に育つ低木の木ばかりになってきます。
そんなこんなで三時間ほど車を走らせて到着しました。
コンチュラバレーです。
地図で見ると、「え?そんな遠くないじゃん」
って思われるとおもうのですが、
カルフォルニア州一つで、本州が入ってしまう大きさですので
かなり遠いんですよ、この距離でも:苦笑
という訳で、ロサンゼルスに到着して、
4時間近く車を走らせ、
やってきましたのは、コンチュラバレーにある
デザートバレー社です。
ここ一帯にはデーツ会社も多いのですが、
デザートバレーさんの特徴は3つ
1:デーツ会社の中では歴史が長く、果実を良く知っている。
2:広い畑を持っており、生産量が安定している。
3:BRCという国際安全基準を持っている会社は、コンチュラバレーのデーツ会社には他になく、高い安全性と品質管理体制がある。
という、とても優れた会社さんなんです^^
時間も午後になってしまっていたので、
今日はまず農園を見ましょう。
という事で、すぐにそのままデザートバレー社さんのデーツ畑へ。
デーツ畑、立派ですよねー。
この木はだいたい、6-9メートル位のデーツで7年目くらいの木だそうです。
品種としては <リグレット・ノア ”デグレット・ノア”>という品種のデーツの木です。
色々なデーツの品種の木を合わせて、100エーカー程の畑が広がっているそうです。
100エーカーというと、くまのプーさんの森が確か100エーカーですね(笑)
少し低い木で記念写真とってみました
サイズ感のイメージ湧きましたでしょうか(笑)
出来れば収穫している所を撮影したいなー
と思っていたら、休憩中の農夫さんを発見♪
お茶休憩いつまでですかー? と聞きましたら、
「日本からわざわざ来てんなら、すぐ採ってあげるよ!」
と収穫作業を始めてくれました。
本当にありがたい限りですm(_ _)m
デーツの木にはしごをかけます。
そして、一人の方が、腰に大きな鎌を持って、木を登ります。
デーツの実には、虫が来ないように、布カバーで包んでいますので
まずはそれをどんどんと外していきます。
外し終わったら、実の付き方、熟し方をチェックしていきます。
まだ収穫前の場合は、カバーをかけ直します。
デーツは樹上完熟なので、ここのチェックが大事です。
デーツの房ごと、大きな鎌を使って
ザクっと切っていきます。
因みに、結構この枝の部分が堅いので、
スパっと切るには、かなりの力とコツがいりそうです。
この房がかなり重いので、片手でぶんぶん振り回せる農夫さん
相当パワフルです^^
ヤシの木は幹に足をかけやすいので、上までいったら、
梯子を移すことなく、ぐるぐると幹を一周しながら、
どんどん切っていきます。
切ったデーツは、下で待ち受けている方に渡します。
房からデーツを外してとっていく。
これを延々繰り返すわけですね。
見ていると、だいたい1本の木のデーツを収穫するのに
40分~1時間位でしょうか。
因みに、「デーツの木の高さってこの位なんですか?」
と聞きましたら、
「いやいや 27m位まで育つよ。連れてってあげるよ。」
と言われて、そこから30分位離れた畑に移動しましたら、
なんと、めっちゃ高い木が並んでます・・・
これが25メートル位で、14年くらいだそうです。
デーツは植えて5年目頃から収穫が出来る様になり、
12年目位で収穫のピークを迎えるそうです。
写真の木の間に、工事用のはしご車の様なものがあるの分かりますか?
あの上に人が乗って収穫しているのですが、
風が強いと、ぐらぐらしてて、見てて怖い怖い(笑)
「のってみるか?」
と聞かれましたが、
私、高所恐怖症なので、芸人さんならおいしい場面なのでしょうが
申し訳ございませんが、遠慮させて頂きました。
次にマジョールデーツの畑に移動しましたが、 それは 次回のご報告まで今しばらくお待ちくださいませ♪